IoTセキュリティの実相 2025

相次ぐIoTセキュリティの事故をうけて、世界的規模でIoTセキュリティ規制の制定が進んでいます。昨年末に日米欧のIoTセキュリティ規制が出揃い、国内においてもセキュリティ業界に加えてIoTを活用するアセットオーナ、ベンダ、サービスプロバイダ等で検討が進んでいます。 本セッションでは、IoTセキュリティ規制対応をすすめる国内の有識者をパネリストに迎え、日米欧におけるIoT セキュリティ規制の現状と対応の勘所について共有します。
<要旨>

●欧州のIoTセキュリティ規制 CRA (Cyber Resilience Act) ●米国のIoTセキュリティ規制 CyberTrust Mark ●日本のIoTセキュリティ規制 JC-STAR ●セキュリティ事業者からみたIoTセキュリティ規制 ●製品ベンダからみたIoTセキュリティ規制 ●IoTセキュリティ規制対応の現状 ●IoTセキュリティ規制対応の勘所

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  • 法律・規制
Speaker

GMOサイバーセキュリティ byイエラエ(株)

取締役
Chief Global Officer

林 彦博

20年以上にわたり製品セキュリティ分野を主に専門とし、IoTデバイスのセキュリティテスト手法・リスクアセスメントの考案・展開、製品セキュリティ基準規定・ガイドラインなどの策定、グローバル製品セキュリティ体制の構築、製品を中心とした製品セキュリティインシデント対応体制(PSIRT)の構築などの経験を有している。BlackHat・ CODEBLUE・SAS・FIRST・国連IGF・各国政府IoTセキュリティラウンドテーブルなどにも多数登壇。HITCONやHITB(Hack In The Box)のレビュボードメンバーとしてセキュリティコミュニティにも貢献している。 また、日本の製造業での製品セキュリティおよびPSIRT活動の第一人者として2018年(ISC)2 ISLA(Information Security Leadership Achievement)APAC Senior Information Security Professional 2018 Showcased Honoree および Community Service Star受賞

Speaker

ダイキン工業(株)

IT推進部
情報セキュリティグループ

橋本 大佑

2017年に新卒でダイキン工業に入社し、主に経理周りのシステム開発や運用保守に携わる。 2019年にIPA 中核人材育成プログラム(第3期)に参加。以降、現在に至るまで、情報セキュリティ統括の立場で、海外子会社も含むダイキングループ全社を対象とした、情報セキュリティマネジメントの推進と、様々なセキュリティ技術対策の展開と定着を担当。                 

Chair

奈良先端科学技術大学院大学

サイバーレジリエンス構成学研究室
教授

門林 雄基

大阪大学大型計算機センターなどを経て、平成29年より現職。 同年、「サイバーレジリエンス構成学研究室」を設立。産官学連携によるサイバーセキュリティ研究開発に 25 年以上、サイバーセキュリティ人材育成に 15 年 以上にわたり従事。業界に1000人以上の卒業生を輩出している。情報処理推進機構 産業サイバーセキュリティセンターにおける人材育成事業に構想段階より参画。欧米セキュリティ専門機関とともにサイバーセキュリティ研究開発ならびに人材育成を推進する。各種政府委員会委員を務める傍ら、Hardening Project 実行委員等としても精力的に活動。

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