インターネットトラフィック最新事情2025

近年、日本におけるインターネットのトラフィック量は増加の一途をたどっています。固定ブロードバンド通信および移動通信の両方でデータ通信量が拡大し、リモート会議、動画コンテンツ、オンラインゲームに加え、スポーツや音楽などのリアルタイムイベントの配信が、この成長を加速させています。 本セッションでは、通信事業者と動画コンテンツ事業者の視点から、日本のインターネットトラフィックの現状を分析し、今後のトレンドについて考察します。まず、通信事業者の視点から、トラフィック総量の推移を示し、特定のイベント時におけるトラフィック変動の傾向を説明します。さらに、利用されるアプリケーションの種類、地域ごとのトラフィック特性、IPv6の普及状況にも触れます。 次に、動画コンテンツ事業者の視点から、コンテンツトラフィックの特徴を説明し、現在のトラフィック増加に影響を与えている動画トラフィックの将来予測について考察します。
<要旨>

●トラフィック総量 ●イベントトラフィック ●利用アプリケーション ●地域別トラフィック ●IPv6トラフィック ●コンテンツトラフィック ●今後のトラフィックトレンド

  • ネットワーク
Speaker

KDDI(株)

先端技術企画本部 兼
技術企画本部
チーフアーキテクト

熊木 健二

1996年名古屋大学大学院修了。同年国際電信電話(現KDDI)(株)入社。 同社にてAS2516の設計を経た後、MPLSに関る技術開発からIP-VPNサービス立上げを行い、設計・開発に携わる。 2006年より研究所にて、次世代NWアーキテクチャに関する研究に従事。 その後、KDDIにて、統合バックボーンNW、モバイルNW、伝送コアNW、データセンタNWの設計・開発、ならびにホワイトボックスのルータ開発・商用化に携わる。 TIP(Telecom Infra Project)Technical Committee兼DOR(Disaggregated Open Routers)議長。 博士(情報理工学、東京大学)。                     

Speaker

鍋島 公章

                         

Chair

(株)インテック

未来共創センター

永見 健一

1992年 東京工業大学理工学研究科修了。同年 東芝入社。ラベルスイッチ技術(MPLS)の研究開発を行い、IETF MPLS WGで標準化活動を実施。 2002年よりインテック・ネットコア。高信頼ネットワーク、ネットワーク運用管理の研究開発を行い、IETFで運用管理に関する標準化活動を実施。 2011年よりインテック。IoTセキュリティ、屋内位置測位、デジタル認証、ネットワークの品質計測などの研究開発に従事。 博士(工学)                   

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