ワット・ビット連携(3):ワット・ビットとデータセンター・デジタルインフラ
〜電力システムとデータセンターの関係〜

データセンタービジネスは、生成AIの登場によって、急激なビジネス規模の拡大と新技術の展開が急加速している。 関東および関西に集中していたデータセンターの戦略的分散が政府によって牽引されており、第7次エネルギー基本計画が根本的に見直されるに至った。データセンターは、デジタル田園都市国家構想を実現する最優先インフラとの認識が一般化するとともに、「ワット・ビット」と呼ばれる電力インフラと通信インフラの連携と融合が、次世代デジタル日本にとって必須の施策・方向性との認識が一般化しつつある。一方、再生可能エネルギーの導入による電力エネルギーインフラのカーボンニュートラルの実現も必須の取り組みであり、「ワット・ビット」特性を最大限利用する大きなエネルギー需要源としてのAIデータセンターのインフラ設計と実装が挑戦されている。
<要旨>

●Utility 3.0: 電力システムの大変革 ●MESH-X構想 ●再生可能エネルギーとデータセンターの新ビジネス戦略

  • ネットワーク
  • データセンター
  • ワット・ビット連携
Speaker

東京電力パワーグリッド(株)

取締役
副社長

岡本 浩

                         

Speaker

(株)ビットメディア

代表取締役社長

高野 雅晴

日経BP『日経エレクトロニクス』記者、半官半民の研究開発会社ディジタルビジョンラボラトリーズ企画部長を経て、2000年から現職。ストリーミング配信システム「ShareCast」、新しいお金を具現化する「EcoCa」、ワット・ビット連携の新規ビジネス創造を目指す「SmartPower」等を推進中。著書は『新しいお金』(アスキー新書)、『経営に活かす生成AIエネルギー論 日本企業の伸びしろを探せ』(共著、日経BP)など。

Speaker

(株)ユーラスエナジーホールディングス

代表取締役社長

諏訪部 哲也

1993年 4月 株式会社トーメン(現豊田通商)入社 2003年 4月 株式会社ユーラスエナジーホールディングス転籍 技術部 2005年12月 Eurus Energy UK Limited General Manager (英国駐在) 2012年 6月 株式会社ユーラスエナジーホールディングス アジア大洋州事業部副部長 2017年 3月 Eurus Energy Europe B.V. 社長(オランダ駐在) 2019年 6月 株式会社ユーラスエナジーホールディングス 執行役員 2022年 6月 同社 常務執行役員 2022年 9月 同社 取締役/常務執行役員 2023年 4月 同社 代表取締役社長/社長執行役員 2024年 6月  同社 代表取締役社長/社長執行役員        株式会社ユーラステクニカルサービス 代表取締役社長 2025年 4月  株式会社ユーラスエナジーホールディングス 代表取締役社長/社長執行役員(現職)

Chair

東京大学大学院

情報理工学系研究科
教授

江崎 浩

                         

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