コンフィデンシャルコンピューティング
〜データ漏洩リスク最小化と計算資源利用を両立させるソリューション〜

自動車、薬、金融、ゲーム等、様々なプロダクト分野においてAIの活用が重要となっており、企業がAI開発に必要なインフラをどのように整備するかが課題となっています。高額で陳腐化が早いGPUサーバの所有を回避する方法としてはクラウド利用があげられますが、クラウド利用にあたり企業のデータ漏洩リスクアセスメントをクリアできるかが課題となります。 従来のコンピューティング基盤では、データ漏洩をコンピューティング基盤の仕組みにより防止することが難しく、データ漏洩リスクはインフラ全体の運用形態に多分に依存してしまいます。この問題を改善する技術として、近年、コンピューティング基盤のメモリ上のデータを暗号化するコンフィデンシャルコンピューティングが注目されています。コンフィデンシャルコンピューティングを活用することにより、データ漏洩リスクの運用への依存度を大きく下げられると期待されますが、そのためには、コンフィデンシャルコンピューティングで防止できること、できないことを理解したうえで、インフラ全体を設計し、運用する必要があります。 そこで、本セッションでは、コンフィデンシャルコンピューティング対応の製品の提供者、サービス/ソリューションの提供者、企業のデータ漏洩リスクマネジメントの実情に詳しい方を迎え、効果的な導入、運用に向けた知識を共有します。
<要旨>

●コンフィデンシャルコンピューティング技術の概説、技術動向 ●データ転送〜計算までのインフラ全体のセキュア化の方式例 ●データ漏洩リスクマネジメントの観点からの有効性、課題

  • AIインフラ
  • セキュリティ
Speaker

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(同)

マネージングディレクター

三枝 大高

                         

Speaker

日本AMD(株)

コマーシャル営業本部
セールスエンジニアリング担当マネージャー

関根 正人

                         

Speaker

日本アイ・ビー・エム(株)

東京基礎研究所
副所長
IBM Distinguished Engineer

小原 盛幹

                         

Speaker

日本電信電話(株)

NTT社会情報研究所

横関 大子郎

                         

Chair

日本電信電話(株)

研究企画部門
IOWN推進室
IOWN技術ディレクタ

川島 正久

                         

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