コンピューティングの未来 - 半導体技術/AIチップ/量子コンピューター
〜Bit/Neuron/Qubitのためのハードウェアテクノロジー〜

新しいコンピューティングの未来の礎となる新しい技術が登場しています。そのコンピューティングの進化を支える、Bit/Neuron/Qubit 3つの領域それぞれのための、これからのハードウェアテクノロジーについてご紹介します。 Bitは従来型のコンピューター上でも稼働する新しい半導体微細化技術について、Neuronは脳にヒントを得た、従来のノイマン型の半導体ではない新しい半導体を活用したAIチップについて、Qubitは量子ビットが扱われる量子コンピューターの最新情報について、それぞれ解説します。 また、量子コンピューターと富岳の連携が予定されています。スーパーコンピューターと量子コンピューターの連携の意義とその現状についてもお伝えします。
<要旨>

●新しい半導体微細化技術、非ノイマン型のAIチップ、量子コンピューターについて ●富岳と量子コンピューターの接続について ●富岳と日本の量子コンピューターの取り組みについて

  • AI/生成AI
  • IT戦略
  • 量子テクノロジー
Speaker

日本アイ・ビー・エム(株)

取締役副社長執行役員
最高技術責任者 兼
研究開発担当

森本 典繁

1987年入社、メインフレームやPC用のディスプレイの開発を担当。1995年、米国マサチューセッツ工科大学へ留学、MIT Media Labでの研究員を経てIBM東京基礎研究所に転入。2006年に米国 IBMワトソン研究所赴任、2008年グローバル研究戦略担当、2009年IBM東京 基礎研究所所長に就任。2015年にIBM Asia Pacificに転出し域内10か国を統括するChief Technology Officerを担当。2017年に帰国し、執行役員 研究開発担当に就任、2020年に最高技術責任者を兼任。2021年常務執行役員、2023年副社長就任。2024年より現職。 情報処理学会会長、IT連盟理事、SMBCグループ・テクノロジー・アドバイザー、至善館大学特任教授、経済産業省半導体・デジタル戦略検討会議メンバー、等。

Speaker

富士通(株)

富士通研究所
フェロー 兼 量子研究所長

佐藤 信太郎

2001年に富士通に入社。現在は富士通の量子コンピューティング研究の全体を統括。量子デバイスからプラットフォーム、アルゴリズム、アプリケーションにわたる全技術領域の研究開発に取り組んでいる。2018年応用物理学会フェロー。2021年より、理化学研究所の理研―RQC富士通連携センターの副センター長を兼務。専門は、量子コンピューティング、ナノデバイス、ナノマテリアル。

Chair

日本アイ・ビー・エム(株)

コンサルティング事業本部
CTO 執行役員 IBMフェロー

二上 哲也

1990年に日本IBMに入社以来、Java/WebやSOA、API、ハイブリッドクラウドなど最新技術を活用してのお客様システム構築に貢献。現在は 執行役員 IBMフェローとして、IT変革のためのAIなどIBMのソリューション推進をリードしている。    

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