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デジタル庁 ガバメントソリューションサービスが目指す政府の共通情報基盤

デジタル庁はマイナンバーをはじめとする様々な政府情報システム及びそのDXを担っている。これら情報システムには、従来各組織が個別に整備を行っていたネットワーク、認証、セキュリティ、コミュニケーションなど、省庁に関わらず共通に使用する所謂基盤となる情報システムが含まれる。各組織が個別に整備していた、これら基盤となる情報システムを一元的に担っている組織が「ガバメント ソリューション サービス(GSS)」である。 本セッションでは、デジタル庁GSSが整備するネットワーク、認証、セキュリティ等基盤の思想、背景、そしてゼロトラストをどのように解釈しているのか、働き方がどのように変わったのか、企業が情報システム基盤を整備する際のポイント、情報セキュリティ及びサイバーセキュリティ上考慮すべき事項を網羅的に紹介する。
<要旨>

●ガバメント ソリューション サービス(GSS) ●企業が情報システム基盤を整備する際のポイント ●情報セキュリティ及びサイバーセキュリティ上考慮すべき事項

  • ネットワーク
  • セキュリティ
Speaker

デジタル庁
ネットワークエンジニア /

東京大学大学院
情報理工学系研究科
情報理工学教育研究センター
教授

関谷 勇司

1997年 京都大学総合人間学部卒。1999年米国 USC/ISI 訪問研究員。2005年 慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士 (政策・メディア)。2002年に東京大学情報基盤センター助手に就任。同センター講師、准教授を経て2019年現職。次世代ネットワークプロトコルの研究開発と分散サービスの計測、クラウドコンピューティングの可用性向上、ソフトウェアネットワーキング技術、ならびにサイバーセキュリティに関する研究に従事。2020 年より内閣官房政府 CIO 補佐官、2021年よりデジタル庁シニアネットワークエンジニア兼務。

Speaker

デジタル庁

プロジェクトマネージャー

根崎 耕一

デジタル庁にてGSS(ガバメントソリューションサービス)の企画設計に従事しています。 デジタル庁に入庁前は、日本マイクロソフト株式会社にて官公庁向け業務に従事し、特に職員むけのITインフラの整備による働き方改革の推進をメインテーマとして長年提案や導入に携わってきました。 企画検討段階から実際の運用まで、私自身が経験してきた課題対応を土台に、国のDX推進に寄与したいと思っております。 2023年4月 デジタル庁 プロジェクトマネージャー(現任) 2024年4月 名古屋市CIO補佐監・情報化推進参与(兼務・現任)

Speaker

デジタル庁

省庁業務サービスグループ
ガバメントソリューションサービス(GSS)
参事官補佐

河野 圭

2001年TIS株式会社へ入社。ISO20000、ISO27001/ISO27017やITILをベースとした運用設計、運用標準化を担当。グローバル企業のDC運用や100社以上のNW運用、中央省庁の基幹システム運用等のPMを経て、2022年5月デジタル庁入庁。GSSの運用統括マネージャを担当し、政府のDXならびにサービスの高品質化を推進。

Chair

日本マイクロソフト(株)

業務執行役員
ナショナルテクノロジーオフィサー

田丸 健三郎

1992年マイクロソフト入社。 米国 Microsoft Corporation(Redmond)にて、主にメッセージングシステム、ディレクトリサービス、及びグローバル分散処理システムの研究開発を担当。 機械学習によるルーティングの最適化、コミュニケーションデータ(自然言語)の分析、モデル化に従事。 その後、アジア地域におけるサーバーアプリケーション製品群の研究開発グループ統括責任者を務めた後、 2009年10月より業務執行役員 ナショナルテクノロジーオフィサーに就任後は、エンタープライズ、 クラウドアーキテクチャ、ドキュメントフォーマット、文字コードなどの標準化および機械翻訳などに携わり、2021年9月からはデジタル庁 プリンシパル ソリューション アーキテクトを兼務。     

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