The Linux Foundation X JASA 共催セミナー
OSSの利活用で実現するSDxと次世代組込みシステムエンジニア像
※本講演のオンデマンド配信期間は【2026年1月5日(月)10:00 ~1月30日(金)17:00】となります。
自動車をはじめ、あらゆる産業においてソフトウェア中心で製品、サービスが開発が進むSoftware Definedの時代(SDx)が始まっています。
SDxを実現に向けて、積極的にオープンソース(OSS)を利活用している自動車、社会インフラ分野のメーカーでの取り組みと、OSSコミュニティで活躍する一線級のエンジニア同士によるパネルディスカッションで、これからの組込みシステムエンジニア像についてご紹介します。
———
主催:The Linux Foundation
一般社団法人組込みシステム技術協会
———
10:30 『Opening』
主催者:The Linux Foundation Japan VP 福安 徳晃
<概要>
主催者ご挨拶:本日のセッションの目的と概要をご紹介
———
10:35 『トヨタ自動車のオープンソースソフトウェアへの取り組み』
トヨタ自動車(株)オープンソースプログラムグループ(TOYOTA OSPO)グループ長
The Linux Foundation Japan Evangelist / OpenChain Project Automotive Chair / Automotive Grade Linux OSPO EG Co-Leader
遠藤 雅人
<概要>
SDV時代に向けて、自動車でも多用されているオープンソースをベースとしたソフトウエア開発やオープンソース活動を内製化するメリットと、AGLやOpenChainといった、OSSを健全に利活用を継続していくために必須となるコミュニティ活動への貢献の重要性と、トヨタ自動車での実際の取り組みについてお伝えします。
———
11:10 『オープンイノベーションを促進するHitachi OSPOの取り組み』
(株)日立製作所 Hitachi OSPO Head of OSPO
The Linux Foundation Japan Evangelist/Board of the Linux Foundation/Governing Board of Cloud Native Computing Foundation
中村 雄一
<概要>
社会インフラ事業をグローバルで展開する日立製作所として、オープンイノベーションの推進のため、責任あるOSSの利活用が重要と捉えており、OSPO(Open Source Program Office)を設立しました。その取り組みについてお伝えします。
———
11:42 『OSS時代のソフトウェアエンジニア像とコミュニティの歩き方(パネルディスカッション)』
・パネリスト
トヨタ自動車(株) 遠藤 雅人
(株)日立製作所 中村 雄一
サイバートラスト(株) 茂田井 寛隆
・モデレータ
The Linux Foundation 柴田 次一
<概要>
企業でもOSSを中心としたソフトウェア開発に関わりつつ、グローバルでのOSSコミュニティ活動を行う一線のエンジニアの立場、経験から、実践的にOSSを活用するための心得とコミュニティ貢献に対する考え、日本のエンジニアの皆さんや、企業、国に向けた提言など忌憚ないお話をいただきます。
———
12:22 『Linux Foundation / JASAの組込みエンジニア向けLinux スキル向上に向けたトレーニング検討について』
主催者:(一社)組込みシステム技術協会 理事 副会長 / サイバートラスト(株) 副社長執行役員 佐野 勝大
<概要>
共同検討中のトレーニングプログラムについての進捗をアップデートさせていただきます。
Panelist
トヨタ自動車(株)
オープンソースプログラムグループ(TOYOTA OSPO)
グループ長 /
The Linux Foundation Japan Evangelist /
OpenChain Project Automotive Chair /
Automotive Grade Linux OSPO EG Co-Leader
遠藤 雅人
トヨタ自動車株式会社においてバリューチェーンサービスに関する技術開発を進めると共に、社内のオープンソースソフトウエアの活用を推進するオープンソースプログラムグループ(TOYOTA OSPO)のマネージャーを務める。また、The Linux Foundationの初代Japan Evangelistの一人として日本国内のオープンソースコミュニティ活動の推進や、Open Chain Project Automotive Chairとしてグローバルな自動車業界におけるソフトウエアサプライチェーンマネジメントの標準化にも取り組んでいる。
Panelist
(株)日立製作所
Hitachi OSPO Head of OSPO /
The Linux Foundation Japan Evangelist /
Board of the Linux Foundation /
Governing Board of Cloud Native Computing Foundation
中村 雄一
SELinuxに始まり20年以上OSSコミュニティ活動に携わっており、KeycloakでOSSコントリビューションとビジネスのエコシステムを確立した経験を活かし、Head of OSPOとして日立のOSS戦略をリードしている。またLinux Foundation Japan Evangelistとして、Cloud Native Community Japanの運営などを通じて、日本のOSSコミュニティ活動の活性化を図っている。博士(工学)。
Panelist
サイバートラスト(株)
オープンプラットフォーム事業本部
エンベデット
Linux サービス部
エキスパートエンジニア /
The Linux Foundation Civil Infrastructure Platform(CIP)Core working group Chair
茂田井 寛隆
学生時代から組込み Linux の学術研究や商用組込み Linux の開発アルバイトを経験。就職後、産業機器向けコンピューター、コントローラーに搭載される OS の技術開発に従事。リアルタイム Linux や商用 RTOS の移植開発に取り組む。現職はサイバートラスト株式会社 EMLinux サービス部エキスパートエンジニアとして、商用組込み Linux “EMLinux” の開発を、また産業グレード Linux を共同開発する Civil Infrastructure Platform (CIP) の Core Working Group Chair としてオープンソース活動を推進している 。
Moderator
The Linux Foundation
柴田 次一