DNSで潜む脅威に備える
~DNS Firewallの役割とその効果【2026 Springアップデート】~

近年、マルウェア感染やフィッシング攻撃など、DNSを悪用した脅威は増加の一途を辿っています。攻撃者は“入口”として悪性サイトへの誘導にDNSを利用し、侵害後はC2通信やデータ流出の“出口”として再びDNSを悪用します。本講演では、こうした攻撃ライフサイクル全体をDNSレイヤーで制御するためのアプローチとして、福岡大学で運用しているDNS Firewall、DoHブロック、OP53Bの取り組みを紹介します。2026年春時点の最新データと分析結果を交え、DNSを“最前線の防御レイヤー”として活用するための実践的視点をお伝えします。 さらに、これらの実践を通じて得られた知見を基に、DNSレイヤーを核とした多層防御のあるべき姿を示します。
  • 標的型攻撃 / サイバー攻撃
  • ランサムウェア対策
  • ドメイン認証 / DNSセキュリティ
Speaker

福岡大学

情報基盤センター
准教授

藤村 丞

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