生成AIによるサイバー攻撃動向[前編]
~何を信じればよいのか。生成AIにより劇的に変わる脅威の現状と対策~

サイバー空間で、今、何が起きているのか。私たちが日々見聞きする情報の何を信じればよいのか。生成AIが身近になるにつれ、サイバー空間の安全性はこれまでになく脅かされています。 生成AIの利用は日常業務にも広がっており、文書の翻訳や要約にとどまらず、効率的な情報探索、アイデア出し、ブレスト時の壁打ち相手、文書作成、メール返信、およびスケジュール調整など、さまざまな場面で活用が加速しています。一方で、生成AIによる効率化が加速しているのはビジネスだけではありません。サイバー空間における悪意ある攻撃者にとっても同様です。 本セッションでは、「生成AIによって今何が変わろうとしているのか」「何が変わってしまったのか」、そして「今後何が起きようとしているのか」を整理します。偽情報、音声・映像のなりすまし、システム開発における責任や訴訟リスク、さらに経済安全保障上のリスクまで、生成AIがもたらす脅威の現状を、各領域の専門家の知見を交えて紹介、議論します。
<要旨>

●生成AI ●経済安全保障と偽情報 ●政府ガイドラインと訴訟リスク

Speaker

東京科学大学

副学長

渡部 俊也

1959年東京都生まれ。東京工業大学大学院無機材料工学専攻修士課程修了後、民間企業を経て同大学博士課程修了(工学博士)。1998年東京大学先端科学技術研究センター客員教授、2001年同教授。 以後、産学連携・知的財産政策分野で研究と実務を牽引し、東京大学産学協創推進本部長、未来ビジョン研究センター教授、執行役・副学長などを歴任。 現在は東京科学大学副学長(スタートアップ・知的財産担当)として、スタートアップ・エコシステム、デジタルガバナンス、経済安全保障と知財政策の融合領域に取り組む。           

Speaker

富士通(株)

セキュリティサイエンス研究所
所長

今井 悟史

2004年富士通研究所へ入社以来、次世代ネットワークの研究開発に従事。2020年Uvance Core Technology本部にてブロックチェーンやWeb3技術を活用した商用サービス開発を担務。2023年にデータ&セキュリティ研究所所長に就任、2026年よりセキュリティサイエンス研究所所長として、偽情報対策やAIトラスト/セキュリティ、デジタルツインによるリスク分析などサイバーフィジカルの新領域セキュリティの研究開発に従事。博士(情報科学)、静岡大学客員教授。

Speaker

TMI総合法律事務所

パートナー弁護士

柴野 相雄

2002年弁護士登録、TMI総合法律事務所入所、2010年ワシントン大学ロースクール(LL.M., Intellectual Property Law and Policy コース)卒業、2016年慶應義塾大学法科大学院非常勤教員就任(知的財産法務ワークショップ・プログラム)、デジタル庁技術検討会議 ガバメントソリューションサービス タスクフォース専門委員就任、2023年1月慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授就任。知的財産、情報の保護、電子商取引に関する法分野を専門とし、AI、IT、エンタテインメント、インターネットビジネス、広告、メディアに関する法律相談等を多く扱う。

Chair

日本マイクロソフト(株)

業務執行役員 ナショナルテクノロジーオフィサー

田丸 健三郎

1992年マイクロソフト入社。 米国Microsoft Corporationにて、メッセージングシステムやディレクトリサービス、グローバル分散処理システムの研究開発に従事。機械学習を用いたルーティング最適化やコミュニケーションデータ分析を担当。アジア地域のサーバーアプリケーション製品群の研究開発責任者を経て、2009年より業務執行役員NTOに就任。標準化、機械翻訳等を推進し、2021年よりデジタル庁プリンシパルソリューションアーキテクトを兼務。

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