オープンソースのデジタル・アイデンティティ・ウォレット開発の最前線

欧州では、ドイツのFUNKEプログラムをはじめ、政府主導でオープンソースのデジタル・アイデンティティ・ウォレットの開発を支援する枠組みが広がっています。こうした動きを受け、日本でも複数のオープンソース実装が公開され、開発の取り組みが進んでいます。 本セッションでは、オープンソース開発の中心者として、DataSign社の「OWND Project」および、慶應義塾大学SFC研究所と伊藤忠テクノソリューションズ社の「VC Knots」に携わる関係者が登壇し、主に技術的な観点からデジタル・アイデンティティ・ウォレットの実装について解説します。 国内外の最新動向を踏まえながら、実装のポイントやオープンソース活用の実際を学べるセッションです。 なお、「OWND Project」はデジタル・アイデンティティ領域のOSS実装、「VC Knots」はVerifiable Credentials関連技術の実装です。
<要旨>

●デジタル・アイデンティティ・ウォレットに関連する技術標準規格の解説 ●実装を行う上での技術面における考慮事項の解説 ●OSSプロジェクトとしてデジタル・アイデンティティ・ウォレット開発を持続可能にするために必要なことについての議論

  • IT戦略
  • ID関連技術
Speaker

(株)DataSign

代表取締役社長

太田 祐一

企業主体でパーソナルデータを活用するシステムを開発してきたが、個人がコントロールできない不透明な状態でのデータ収集・活用に限界を感じ、データ活用の透明性確保と個人を中心とした公正なデータ流通を実現するため、DataSignを設立。 一般社団法人MyDataJapan 常務理事。

Speaker

慶應義塾大学大学院

政策・メディア研究科 修士2年

竹村 太希

慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 修士課程にて、分散アルゴリズムの研究に従事。 デジタルアイデンティティ技術にも興味を持ち、Verifiable Credentials技術のOSSライブラリ「VCKnots」の開発にも携わる。 WIDEプロジェクトメンバー。2022年度IPA未踏 スーパークリエータ。         

Speaker

慶應義塾大学大学院

政策・メディア研究科 修士1年

曽我 悠真

慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 修士課程にて、分散システムにおけるデータセキュリティとデータアーキテクチャ、特にデジタル証明書に関する研究に従事。慶應義塾大学SFC研究所と伊藤忠テクノソリューションズ社の共同研究の一環として、Verifiable Credentials関連技術のOSS実装「VC Knots」の開発メンバーを務める。WIDEプロジェクト Delightワーキンググループ チェア。2025年3月 慶應義塾大学 環境情報学部 卒業。

Speaker

伊藤忠テクノソリューションズ(株)

みらい研究所 アセットデザイン部 部長

萱間 真人

2005年にWebアプリケーションアーキテクトとしてキャリアを開始。流通・通信・製造など幅広いドメインのシステム構築を経験。その後、新規事業開発を機にチーム開発の可能性に傾倒し、テックリードやアジャイルコーチとして社内の文化醸成を牽引してきた。 2024年よりCTCみらい研究所に所属。現在は慶應義塾大学との共同研究「Trust Knots」に参画し、データ流通の信頼性向上に関する研究に従事。同プロジェクトの知見を活かして開発されたOSS「VC Knots」では技術設計からチームビルディングまで多角的な役割を担い、社会実装を推進している。

Chair

(一社)OpenIDファウンデーション・ジャパン
代表理事 /

伊藤忠テクノソリューションズ(株)
みらい研究所長

富士榮 尚寛

25年以上に渡りデジタルアイデンティティ分野で活動しており、グローバル規模の認証基盤の導入にかかるコンサルティングやアーキテクトの経験を持つ。2018年よりOpenIDファウンデーションの理事〜代表理事としてOpenID/OAuthをはじめとするデジタルアイデンティティ関連技術の普及啓発に従事している。OpenID Foundation eKYC&Identity Assurance WG共同議長。慶應義塾大学SFC研究所所員。大阪大学客員教員、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社みらい研究所所長。各種政府系委員会構成員を務める。

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