マイナンバーカードをはじめとするデジタル資格証明書の現在地と未来

2025年6月のiPhoneへのマイナンバーカード搭載から約1年が経過し、2026年後半にはAndroidへの搭載も予定されています。大学においても、デジタル学生証や学修歴バッジの利活用など、スマートフォン上のデジタル・ウォレットに各種証明書を搭載する流れが、国内外で加速しています。 加えて、官から民、あるいは民から官に対して発行されるさまざまな書類についても、デジタル・ウォレットに搭載することで手続きを効率化できないかという議論が進んでいます。一方、このまま個別に実装が進むと、資格証明ごとにスマートフォンアプリのインストールが必要になり、ユーザーの利便性が損なわれる可能性があります。また、実装ごとの差異によって相互運用性が奪われ、国内外との連携に支障が生じる懸念もあります。 本セッションでは、こうした動向を踏まえ、社会実装をどのように進めるべきかについて、関係者とともに議論します。
<要旨>

●スマホ搭載されたマイナンバーカードやデジタル学生証の現状の解説 ●欧州など他国のデジタル・ウォレットの状況の解説 ●デジタル身分証明・資格証明をはじめとした各種証明書の協調や棲み分けなどについての議論

  • IT戦略
  • ID関連技術
Speaker

デジタル庁

アイデンティティユニット
ユニット長

勝原 達也

2007年にデジタルアイデンティティに出会い、SIerにて数千万アカウント規模の認証・認可基盤や技術の普及啓発活動、コンサルティング活動に従事。加えて、IoTやOT、自動車などサイバーフィジカルセキュリティ領域と、クラウドのセキュリティスペシャリストとしての経験を併せ持つ。 2025年デジタル庁に入庁し、現在アイデンティティユニット長として公務に従事。

Speaker

FIDOアライアンス
理事・FIDO Japan WG座長 /

(株)NTTドコモ
チーフセキュリティアーキテクト

森山 光一

慶應義塾大学 理工学研究科 計算機科学専攻 修士課程を修了後、ソニー株式会社入社。株式会社NTTドコモ 移動機開発部(出向)、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社、ドコモのシリコンバレー拠点を経て、2022年7月より現職。2014年7月、FIDO認証のプロジェクトに着手し、2015年5月からFIDOアライアンスのボードメンバー、2016年10月からFIDO Japan WG座長、2019年1月から執行評議会メンバー(理事)、2022年10月からW3C, Inc. 理事。2026年4月、應義塾大学 環境情報学部 教授(有期)に就任。博士(情報学)(情報セキュリティ大学院大学)

Speaker

国立情報学研究所

トラスト・デジタルID基盤研究開発センター 教授

佐藤 周行

1985年東大卒・1990年同院修了 理学博士。九州大、東京大を経て2024年より現職。 学認をはじめとするインターネットトラスト、デジタルID基盤の研究開発、事業に携わる。 2025年までKantara Classic LoA1 Assessor。

Speaker

慶應義塾大学

グローバルリサーチインスティテュート 特任教授

鈴木 茂哉

情報システム研究者およびエンジニア。博士(政策・メディア)。コンピュータネットワーク、コンピュータを用いた通信、ブロックチェーン技術、サイバーセキュリティ、量子情報システム、DNSを含む名前管理システム、RFIDを含む実空間情報システム、偽誤情報対策、デジタルアイデンティティの研究に従事。システムアーキテクチャ、ソフトウェア開発についてのエキスパート。現在、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート特任教授。WIDEプロジェクト運営委員。オリジネーター・プロファイル技術研究組合技術WG部会長。W3C DIDおよびVC WGメンバ。ACM,IACR,IEEE,IPSJ会員。

Chair

(一社)OpenIDファウンデーション・ジャパン
代表理事 /

伊藤忠テクノソリューションズ(株)
みらい研究所長

富士榮 尚寛

25年以上に渡りデジタルアイデンティティ分野で活動しており、グローバル規模の認証基盤の導入にかかるコンサルティングやアーキテクトの経験を持つ。2018年よりOpenIDファウンデーションの理事〜代表理事としてOpenID/OAuthをはじめとするデジタルアイデンティティ関連技術の普及啓発に従事している。OpenID Foundation eKYC&Identity Assurance WG共同議長。慶應義塾大学SFC研究所所員。大阪大学客員教員、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社みらい研究所所長。各種政府系委員会構成員を務める。

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