DXを支えるセキュリティ ~『産業サイバーセキュリティセンター』第9期生の成果から~
生成AIの急速な社会実装、地政学的リスクの高まり、サプライチェーンを横断したサイバー攻撃の高度化により、企業を取り巻く経営環境の不確実性は一層増しています。とりわけ製造業や重要インフラ分野では、DX推進とサイバーセキュリティ対策を切り離して考えることは難しく、事業継続・競争力・信頼性を左右する重要な経営課題となっています。
こうした環境変化を踏まえ、『産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)』では、社会インフラ・産業基盤におけるサイバーセキュリティリスクに対応できる中核人材の育成を目的とした1年間の教育プログラムを提供しています。受講生は、自社の実課題をテーマに卒業プロジェクトへ取り組み、その成果を社会へ発信しています。
本セッションでは、ICSCoE第9期生による卒業プロジェクトの成果として、「セキュリティ担当者のための生成AIセキュリティ」、「次世代IT/OT境界DMZアーキテクチャの検討」、「サイバーデセプション」の3テーマを取り上げます。講師陣や参加者との意見交換を通じて、各企業がDXとセキュリティ対策をどのように両立・高度化していくべきか、その実践的なヒントを提示します。
(※) ICSCoEは、経済産業省の主導のもと、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)内に2017年4月に設立されました。サイバーセキュリティ対策の「重要インフラ(電力など)における強化」や「重要産業分野におけるサプライチェーン全体での実現」が社会的な課題となる中、「これらの課題解決を行う中核人材が、企業内に不足している」という危機感が設立の契機となっています。おもな活動として、社会インフラ・産業基盤でのサイバーセキュリティリスクに立ち向かっていくための、1年間の『中核人材育成プログラム』を提供しています。第9期プログラムでは、重要インフラ関連企業などから、将来の中核人材候補55名が受講生として学んでいます。
<要旨>
●『産業サイバーセキュリティセンター』(ICSCoE)の紹介とその取り組み
●成果発表(1) 「セキュリティ担当者のための生成AIセキュリティ」
●成果発表(2) 「次世代IT/OT境界DMZアーキテクチャ検討」
●成果発表(3) 「サイバーデセプション」
●Q&A・意見交換