Wi-Fi 2026:利活用の今とリスク対策、その限界を理解する
2026年には、コンシューマー向け市場でWi-Fi 8製品の登場が予想される一方、エンタープライズ環境では、Wi-Fi 6E/7がすでに「デフォルトの選択肢」となっています。6GHz帯の本格的な利用により製品の成熟がすすみ、さらにMulti-Link Operation(MLO)のサポートによって、広帯域かつ高信頼性の実現につながっています。
一方で、エンタープライズ環境で求められるセキュリティレベルを満たすには、エンタープライズ認証やIEEE 802.11r(Fast BSS Transition、FT)に関する課題、またEntra ID(IdP)の制限から生じるサードパーティサービスにおけるセキュリティリスクへの対応といった、エンタープライズWi-Fi特有のリスクを正しく理解する必要があります。
本セッションでは、以下のテーマに沿って、いまキャッチアップしておきたい概況や技術を解説します。
1. 技術動向:Wi-Fi 8(802.11bn)の技術ハイライトと製品化動向
2. 製品動向:エンタープライズ製品の動向と、導入しやすい2バンド製品の登場
3. 運用面:MLOやIEEE 802.11r(FT)のメリットとデメリット
4. 運用面:エンタープライズネットワークにおけるIdPサービスとの連携とリスクの理解
本セッションの目的は、この1年で顕在化したWi-Fiが直面する課題を技術解説とともに共有し、参加者の皆様が、技術知識のキャッチアップのみならず、今後のネットワーク設計や運用、投資計画の立案を具体的にイメージできるようにすることです。
<要旨>
●Wi-Fi 8(802.11bn)の技術ハイライトと製品化動向の解説
●Wi-Fi 6E/7エンタープライズ製品の成熟と普及価格帯2バンド製品の登場による導入選択肢の変化
●MLOおよびIEEE 802.11r(FT)の運用上のメリット・デメリットの整理
●エンタープライズ認証におけるEntraID等IdPサービス連携の実践とセキュリティリスクの理解