金融サービス化するポイントプログラム
クレディセゾンによる「永久不滅ポイント運用サービス」(2016年12月開始)が先駆けとなり、いまや4大共通ポイント(T、Ponta、楽天、d)の全てがポイントを活用した運用サービスを提供。また昨年末からのキャッシュレス祭りにおけるインセンティブとして、ポイントの大規模発行も続発。更に最近ではTポイントからビットコインへの交換も始まるなど、暗号資産(仮想通貨)と連携するケースまで出てくるなど、金融サービスとポイントとの関係がより密接になってきている。
本講ではポイントプログラムそのものの特性や、生活者におけるポイントに関する認識を時系列で整理しながら、ポイントが金融サービス化してきた背景を解説。一方で10月1日より開始となったキャッシュレス・消費者還元事業や、次年度実施が予定されている「マイナポイント」を活用した消費活性化策による影響も踏まえた、今後の見通しを述べる。