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A01-03

6.10(水) 13:00-14:20 | RoomA

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ホワイトボックスの真の実状と今後の展開 〜ルータ・スイッチから5Gへ〜

インターネットおよびクラウドデータセンターで利用されるIT/ICT機器においては、「オープン化」の次の大きな波として、「ホワイトボックス化」の波が到来しているとされています。これは一種のDevOpsもあり、ネットワーク&クラウドプロバイダが、機器提供ベンダーと密接に会話しながら、必要な機器を企画し設計していきます。そうした動きを後押しするための、ハイバージャイアントを核としたホワイトボックスの技術仕様の作成に関するコンソーシアム活動(OCPやTIPなど)も展開されています。 一見、機器提供ベンダーに厳しく、プロバイダーに嬉しいホワイトボックス化。しかしハイパージャイアントと異なり、豊富な資金力と質・量ともに満たす人的資源を持っていないようなプロバイダーにとって、本当に嬉しいことなのでしょうか? 本セッションでは、実際にホワイトボックスの導入を検討し・それに挑戦した事業者、および、ホワイトボックスのキーコンポーネントの提供者から、現状と実状について説明します。さらにルータ・スイッチ・5G・...と、ホワイトボックスの深く・広い利用に向けた、問題点や課題を整理します。
<要旨>

・ホワイトボックス導入の実体験談 ・ホワイトボックスの現状・実状 ・ホワイトボックス利用の際の問題・課題

  • ネットワーク
  • DX・IT戦略
Chair

東京大学大学院

情報理工学系研究科 教授

江崎 浩

Speaker

(株)インターネットイニシアティブ

ネットワーク本部 SDN開発部長

白崎 博生

Speaker

トヨタ自動車(株)

コネクティッド先行開発部 プリンシパル・リサーチャー

海老澤 健太郎

インターネット黎明期の1990年代からADSL/FTTH/VPN等の分野を中心とした新技術や製品の技術検証、サービス導入支援を実施。その後、外資系ベンチャー企業数社にて製品デザインや開発マネジメントを担当し、ASICやFPGAを用いたフロールーターやOpenFlowスイッチ開発に従事。現在はデータプレーンプログラミング(P4)を活用した新しいプロトコルやシステムのプロトタイピング、Software Defined Infrastructure (SDI) を活用したアプリケーションとネットワークの連携、等の研究開発に従事している。

Speaker

Arrcus, Inc.

Member of Technical Staff

村上 哲也

Tetsuya Murakami is a leading Internet engineer, and has particular expertise in domains and Internet Protocol routing. Prior to joining Arrcus Inc., Tetsuya was in charge of CTO at IP Infusion Inc to lead the entire development for NFV solution, Whitebox solution, etc. Before joining to IP Infusion Inc., Tetsuya worked at the Japan Development Centre of Cisco Systems, where he was responsible for leading the development of MPLS related technologies. Tetsuya also worked at the Furukawa Electric Company, where he was responsible for developing the embedded software for optical transport systems as well as the routing/signaling protocols for carrier grade routers. Tetsuya is a regular participant on the (IETF) committees and has submitted several draft RFCs. Tetsuya holds a Bachelor’s degree from Osaka University and a Master’s degree from the Graduate School of Computer & Information Science at Nara Institute of Science and Technology.

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