CASIOのスマート工場への取組み、 IoT&AI の企画立案から導入・活用まで
カシオ計算機は労働集約型の生産からの脱却および全体最適QCDの実現に向け、2016年から生産改革に取り組んでいます。マザー工場と位置づけた山形カシオで開発・実用化した自動化やデジタルエンジニアリングの技術を、プラットホーム化して海外の生産工場へ展開するもので、自社でIoTやAIの活用に取り組み、進歩性と柔軟性を併せ持ったカシオ独自のスマート工場の実現を目指しています。
本講演では、山形カシオにおけるデジタルエンジニアリングの経緯、海外における人件費高騰などスマート工場に挑む背景とロードマップ、IoTによる生産状況・品質の見える化や、安定生産と設備の予兆保全、品質の維持と熟練技能者のノウハウのAI化などに関して、企画立案から導入までを実例を交えて説明します。