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A3-08

3.5(金) 16:20-17:00 | RoomA

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新型コロナパンデミック下におけるサイバーリスクの動向と優先すべき対策

※ライブ配信あり

 

新型コロナパンデミック下で、特に医療関連分野をターゲットとしたサイバー攻撃が激化している。 病院、製薬企業、研究機関などを狙ったランサムウェアを主たる武器とした攻撃が急激に増大しており、ファイルを暗号化する前に情報窃取を行い、身代金支払いに応じない場合には、窃取した情報を公開する、といった言った新たな手口も増加している。 また一件当たりの要求金額も1億円を超えできている。 昨年9月にドイツ、ジュッセルドルフ大学のクリニックでおきたランサムウェア事件では、他院への搬送を余儀なくされた手術患者が、搬送中に死亡する、という痛ましい事案も発生した。 これらの攻撃の大半は、電子メール経由で、添付ファイルや添付URLを開かせる事により、さまざまな準備用のマルウェアが導入され、最後に本体のランサムウェアの感染を誘導するケースが多数報告されており、入口対策としての、なりすましメール防止の重要性が指摘できる。 本講演では、昨年来の医療関連分野におけるサイバーリスクと、我々が取り組むべき対策について概説する。
  • メールセキュリティ
  • ランサムウェア対策
  • フィッシング対策
Speaker

(一社)医療ISAC 代表理事

愛知医科大学医療情報部長・特任教授

深津 博

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