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A06-01

6.16(水) 10:00-11:20 | オンライン配信

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5G Open RAN:その現状と見通し

モバイル通信において、無線アクセスネットワーク(RAN)を「オープンな仕様に基づいて要素ごとに分離し、組み合わせて利用できる」ようにすることを表す、「Open RAN」の取組が進んでいます。とくに5Gの普及を控えた2018年ころから、コストメリットを期待する通信キャリアを中心に取組が進み、現在ではベンダーも巻き込んで、世界的な大きなトレンドとなっています。 一方、Open RANの実装は“道半ば”であり、「本当に安定して稼働するのか?」など、明らかになっていないことも多くあります。またOpen RANにも様々な“流派”が存在し、かつそれらは国際情勢とも少なからず紐づいているため、状況が理解しづらい面もあります。輪をかけて「Virtual RAN」なる似て異なる存在もあり、それとの違いも気になるところです。 本セッションでは、こうした課題意識に応えるべく、「通信キャリアの企画担当者」や「海外動向に精通するアナリスト」とともに、Open RANの現状および将来について議論します。
<要旨>

・Open RANのねらい・期待 ・Open RAN/Virtual RANの各“流派” ・実装の現状 ・今後の見通し

  • 5G
Chair

(株)企

代表取締役

クロサカ タツヤ

  慶大大学院修了後、三菱総合研究所を経て、2008年に株式会社企(くわだて)を設立。 通信・放送セクターの経営戦略や事業開発などのコンサルティングを行うほか、総務省、経済産業省、内閣官房デジタル市場競争本部、OECD(経済協力開発機構)などの政府委員を務め、5G、AI、IoT、データエコノミー等の政策立案を支援。2016年からは慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授を兼務。 近著『5Gでビジネスはどう変わるのか』(日経BP刊)。

Speaker

(株)情報通信総合研究所

ICTリサーチ・コンサルティング部 上席主任研究員

岸田 重行

1997年より(株)情報通信総合研究所にて勤務、企業向けに調査・研究・コンサルティングを行う。 専門はモバイル通信全般、およびその周辺領域。「iモード」事業開発、携帯電話端末戦略、5G・Wi-Fi等関連の事業戦略など、グローバルな目線からの事業支援実績多数。 世界最大級の通信業界イベントであるMWC(Mobile World Congress)には、1998年より参加している。

Speaker

(株)NTTドコモ

無線アクセス開発部
部長

安部田 貞行

1997年大阪大学大学院博士後期課程修了(博士(工学)) 同年、NTT移動通信網株式会社(現NTTドコモ)入社 以来、3G, 4G, 5G移動通信システムの研究、標準化、基地局開発に従事 現在、NTTドコモ 無線アクセス開発部 部長 2000年~2001年 Princeton大学客員研究員 2005年~2009年 3GPP TSG RAN WG1副議長 2018年 O-RAN allianceを共同で設立。前島密賞、電波功績賞、電子情報通信学会業績賞、 同学術奨励賞、ITU協会賞(奨励賞、功績賞)などを受賞

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