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A10-03

6.22(火) 14:50-16:10 | オンライン配信

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デジタルツイン型スーパーシティーへの挑戦
~With/Afterコロナ社会への劇的進化の急加速~

コロナ禍が発生する前の2019年頃、スマートシティを実現する基盤(プラットフォーム)として、「デジタルツイン(デジタルの双子)」というキーワードが世界的に多用されるようになっていました。デジタルツインは「CPS (Cyber Physical System)」とほぼ同義で用いられることが多く、「現実世界の多様なデータをセンサーネットワークなどで収集し、サイバー空間で定量的に分析すること」を表わします。またデジタルツインとスマートシティは対とされ、「デジタルツイン(サイバー空間)が運用されている街(現実世界)」がスマートシティ――とみなされようとしていました。ところがこの動きは、オンラインでの活動を主とすることを要求するコロナ禍によって、急加速・急激な進化を経験することとなりました。 今後、デジタルツインは「都市内・都市間での広域連携を実現するテクノロジーフレームワーク」として、インターネットと同様に「スケーラブルであり世界標準であること」が必須となっていくでしょう。そのためには、「共通プロトコルの定義・制定」と「API (Application Programming Interface)の公開・連携」が必須となってきます。また、サイバー空間で定量的に分析した結果を現実世界にフィードバックするためには、その「価値判断基準となる標準的なKPI (Key Performance Indicator)」も必要となります。 本セッションでは、「デジタルツイン(デジタルの双子)」の構築に向けた研究開発・実証実験システム、さらにそのビジネス戦略の先行事例を紹介するとともに、その社会実装のシナリオを議論・展望します。
<要旨>

・ポリシー・ガイドライン・など地方自治体が取り入れるべき解決策。 ・ディスラプト(破壊)すべき既存ビジネスとは。 ・各都市が互換性を持つように陣頭指揮を取るプレイヤーとは。 ・API(Application Programming Interface)を公開する上での課題とは。 ・先導的実証実験システムの事例紹介。

  • スーパーシティ
Chair

(株)日建設計

新領域開拓部門
アソシエイト

中村 公洋

株式会社日建設計にて、Society5.0に向けて建物データの有効活用方法検討、業界全体のIT化推進に従事している。 上記のほか、以下のような社外活動にも従事している。 ・Society 5.0国際標準化国内検討委員会 委員 ・スマートシティ官民連携プラットフォーム  ・東大グリーンICTプロジェクト ステアリング委員 ・ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会 上席研究員/ワークプレイスイノベーション研究会 リーダー ・一般社団法人照明学会 環境制御におけるAI技術の活用に関する研究調査委員会 オブザーバ ・建築情報学会 発起人 ・SPEEDA、MIMIRエキスパート スマートシティ ・リンクトイン・クリエイター(LinkedIn News編集部認定、リンクトイン スポットライト 2019受賞)

Speaker

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)

ビジネスソリューション事業本部
事業推進部 スマートシティ推進室
室長代行

加賀 淳也

1993年 東京工業大学 工学部電気電子工学科 卒業。 1995年 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 修士課程 修了。 同年 日本電信電話(NTT)に入社。持株体制への移行により設立したNTT東日本で 設備計画から保全まで携わった後、持株会社とNTTレゾナントで映像コミュニケーションサービスの 立ち上げから運用までを経験。2006年よりNTTコミュニケーションズへ移り、ネットビジネス事業戦略策定や アフィリエイト広告事業運営、IDaaSサービスの立ち上げを経験。 現職では多店舗ネットワークや都市開発に関わるSIに携わるとともに、スマートシティ推進室の立ち上げから デジタルツイン実現に向けたスマートシティ案件に携わる。

Speaker

(株)竹中工務店

情報エンジニアリング本部
本部長

政井 竜太

1993年 神戸大学大学院 工学研究科 電子工学専攻 修士課程修了 同年 (株)竹中工務店 入社。オフィスビルや工場、複合施設等の設備設計を担当。 2000年 データ通信専門会社に出向。国内外データセンター(DC)の計画・構築・開業に従事。 2002年に帰任後、システム移転コンサルやICT活用による建物機能の高度化、DCの商品開発・技術営業等を担当。 2013年 情報エンジニアリング本部に配属。建物OSやBAセキュリティ、人流ソリューションの開発・普及を推進。 2019年より現職。都市OSとの連携、BIM ✕ デジタルツイン活用、行動変容につながる新しいまちづくりを目指す。

Speaker

東京大学大学院

情報理工学系研究科 教授

江崎 浩

1987年 九州大学 工学部電子工学科 修士課程 了。 同年4月 (株)東芝 入社。 1990年より2年間 米国ニュージャージ州 ベルコア社、1994年より2年間 米国ニューヨーク市 コロンビア大学にて客員研究員。1998年10月より東京大学 大型計算機センター助教授、2001年4月より東京大学 情報理工学系研究科 助教授。2005年4月より現職。 WIDEプロジェクト代表。 MPLS-JAPAN代表、IPv6普及・高度化推進協議会専務理事、JPNIC副理事長、日本データセンター協会 理事/運営委員会委員長。工学博士(東京大学)。

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