近年、ヘルスケア産業においてもデジタルトランスフォーメーション（DX）の動きが加速している。 中外製薬では昨年CHUGAI DIGITAL VISION 2030を策定。革新的な新薬の創出にリソースを集中するために、すべてのバリューチェーンの効率化を推し進めている。DX推進の要諦は、トップのリーダーシップ、明確なビジョン、部門主導の推進体制、社内外への発信によって“全社ごと”化することである。 中外製薬ではRPA推進活動を“CHUGAI RPA: Reconsider Productive Approach”と称し、トップダウンとボトムアップの両輪で、定型業務の徹底的な効率化を全社に推進している。本セッションでは、中外製薬のDXへの挑戦におけるRPA推進活動について、具体的な事例をもとに紹介する。