• オンデマンド配信あり

YA1-02

6.15(水) 13:00-14:20 | RoomYA

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Segment Routing (2) : 商用デプロイメント

※一部英語講演あり

Segment Routing (SR) は多くの商用ベンダー製品やOSSでサポートされており、すでにコアネットワークやデータセンターネットワークなどの商用環境で利用されています。 初期のユースケースとしては「VPN」に焦点をあてて導入されることが多いですが、それに加えて「トラフィックエンジニアリング」や「Fast Re-Route (FRR)」など、さまざまな付加機能も利用可能です。このように、単一の技術でありながら、商用ネットワークの多くの要求を、既存技術と比べてより少ないプロトコルによって実現できます。SRは、今後の商用ネットワークの設計における標準的な選択肢の一つとなるでしょう。 このセッションでは、SRを実際に商用環境に導入し複数年運用した事例をいくつか紹介します。あらためてSRを導入した利点や現状の課題を整理し、今後のネットワーク設計に際しての知見となることを期待しています。
<要旨>

● SRのおさらい ● ソフトバンクのSRv6導入事例の紹介 ● 楽天モバイルのSRv6導入事例の紹介 ● LINEのSRv6導入事例の紹介

  • ネットワーク
  • Segment Routing
  • オンライン配信あり
Speaker

ソフトバンク(株)

パケットネットワーク部モバイルIPネットワーク課
課長

渡邊 孝也

2014年ソフトバンクモバイル株式会社(現、ソフトバンク株式会社)入社、インターネットPeering業務やWiFiコアネットワーク設計導入を経て、モバイルバックホール設計導入に従事

Speaker

楽天モバイル(株)

IPTX戦略、アーキテクチャ&技術部 部長

Praveen Kumar

Nokia、Airtel、Nortel Networksを経て、2021年に楽天モバイルに入社。楽天モバイルでIPトランスポート戦略、技術およびアーキテクチャ部門を統括している。楽天モバイルのSRv6、ディスアグリゲーテッドプラットフォーム、ネットワークスライシング、および400G超の Routed Optical Networkingプロジェクトのエンジニアリングを担当。また、IEEEおよびOpenMSAのメンバーを務めており、IEEEでの論文発表や、Telecom Infra Project(TIP)、O-RANアライアンス、OFCなどの業界団体の活動にも貢献している。

Speaker

LINE(株)

シニアソフトウェアエンジニア

城倉 弘樹

Tier1通信事業者のR&D部門にて高速なソフトウェアルータの設計開発に従事したのち、2019年にLINEに入社。現在はプライベートクラウドのネットワークコンポーネント開発ユニットでリードを務めつつ、LINEのサービスに最適化したNATサービスや、SDNプラットフォームの基盤ソフトウェアなどを開発した。OSSにも比較的大規模な機能追加の貢献を行い、Segment Routingを中心にFRRouting, ExaBGPなどに貢献している。

Chair

シスコシステムズ(同)

Distinguished Systems Architect
業務執行役員

河野 美也

ソフトウェア開発者としてキャリアをスタートさせる。その後ネットワーク技術者に転じ、シスコシステムズに入社。現在は主にサービスプロバイダ向けの技術支援、アーキテクチャ検討、コンサルティングを行っている。分散コンピューティング、ネットワーク・システム・アーキテクチャ、モバイルシステムを専門とする。

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