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YB1-02

6.15(水) 13:00-14:20 | RoomYB

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攻撃者視点で考えるサイバー攻撃対策2022 ~Red Team演習とATT&CK~

Red Team演習は、攻撃者視点に立って、システムの脆弱性を探し出し、疑似攻撃を行うことで、組織のセキュリティ体制と機能の評価および改善提案を目的とする演習です。実践的な対処能力を試すために、さまざまな情報や攻撃手法を制限なく駆使して、組織のセキュリティ対策の不備を探し出します。演習後の対策改善もワンセットでもたらされ、組織のセキュリティ強化に繋げられるため、今後、広く普及していくと考えられています。 また、「ATT&CK(アタック)」は、MITRE(マイター)社が開発している「サイバー攻撃の流れや手法などを体系化した分析フレームワーク」です。過去に攻撃者が使った200種類以上の攻撃手法を蓄積したナレッジベースであり、「Red Team演習のシナリオ策定」「効果的なセキュリティ対策」「セキュリティ人材育成」などへの活用が、サイバーセキュリティ従事者間での共通認識として期待されています。 本セッションでは、このようなRed Team演習と「ATT&CK(アタック)」について解説し、「攻撃者視点」のセキュリティ対策を今後活用するための知見について紹介します。
<要旨>

● Red Team演習とその活用 ● 体系化されたサイバー攻撃分析のフレームワーク「ATT&CK」の紹介 ● 「ATT&CK」を用いたシナリオ作成やセキュリティ人材育成

  • セキュリティ
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Speaker

Capy(株)

松本 悦宜

セキュリティベンダーにてセキュリティ診断や緊急対応マニュアルの策定支援、トレーニング講師などを行う。 また、ソフトウェア製品の脆弱性検証や、Black Hat USA 内の Arsenal にて作成したツールが採択されるなど、コミュニティでも精力的に活動する。 現在は、Capy株式会社にてサイバーセキュリティに関する研究開発や分析などに携わる。著書(共著)に「WordPressプロフェッショナル養成読本」(技術評論社)「インターネット白書2015」(インプレスR&D)、がある。セキュリティキャンプ全国大会講師(2021〜)

Speaker

(株)リチェルカセキュリティ

取締役 CTO

黒米 祐馬

2017年に日本電信電話株式会社に入社。 マルウェア対策技術の研究開発に従事。 研究の立ち上げから難関国際会議への論文採択、産学連携を通じた研究成果の社会実装までを経験する。 2021年より現職にて技術戦略を統括。 その他の活動にセキュリティ・キャンプ講師(2015, 2016)、Global Cybersecurity Camp講師(2020)など。

Speaker

GMOサイバーセキュリティ byイエラエ(株)

高度解析部
高度解析課

三村 聡志

マルウェア解析やアプリケーション・ドライバ開発業務に従事した後、2019年より現職。 現在はハードウェアの脆弱性診断に従事。SECON Beginners 初代リーダー。現SECON 実行委員。 ITによる「オモロー」をいろんな人が体験できるように日々奮闘中。落語と風呂が趣味。GCFA。GNFA。GCPN。(Twitter : @mimura1133)                     

Chair

東洋大学

情報連携学部
准教授

満永 拓邦

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