コンシューマ向けeSIMの標準化動向と今後の展開
2021年夏、スマートフォンにおけるeSIM契約が、いよいよMNO4社で可能となりました。あわせてiPhone13シリーズから、複数のeSIMによるDSDS(Dual SIM/Dual Standby)ができるようになりました。こうした流れから、「1台のスマートフォンで、2つの通信契約を併用する」ことも想定した、維持費のきわめて低い料金プランも登場してきています。用途やシーンに応じた料金プランの使い分け時代の、本格到来です。
またスマートフォン以外でも、eSIMの導入に関して徐々に検討が進んでいます。2022年には、コンシューマ向けIoT機器――ウェアラブル機器・家電・車など――へのeSIMの適用が想定されます。
本セッションでは、こうした国内における現時点でのeSIMの動向について俯瞰します。さらにGSMAにおけるeSIMの標準化動向から、今後のコンシューマ向けeSIMの展開について議論します。
<要旨>
● 国内コンシューマ市場におけるeSIMの動向
● GSMAにおける標準化動向最前線(技術解説)
● コンシューマ向けeSIMの今後の未来予測