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YB2-02

6.16(木) 13:00-14:20 | RoomYB

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「見えない化」する脅威、どう戦う? 2022

近年、大手クラウドベンダ主導でネットワークプロトコルのセキュア化が目覚ましい勢いで進行しており、その副作用として、脅威の「見えない化」も進行しています。本セッションでは、「見えない化する脅威に対し、セキュリティアーキテクチャ、ネットワークアーキテクチャ、および製品・サービスの変革の組み合わせでどのように戦っていくのか」 という問いを設定し、現時点での最新状況と、第一線のエキスパートによるそれぞれの持ち場からの戦況報告を持ち寄り、縦横無尽にディスカッションを繰り広げます。 ネットワークプロトコルのセキュア化としては、「DOH (DNS over HTTPS)」「DOT (DNS over TLS)」「TLS 1.3 」を取り扱い、これらがインシデントや兆候の可視性にどのような影響を与えたのかを解説します。また、現時点で試みられているセキュリティアーキテクチャとしてゼロトラスト・アーキテクチャをとりあげ、これを適用した効果や限界などについても議論します。さらにネットワークアーキテクチャによる変革として、マイクロセグメンテーション等の使いどころについても紹介します。
<要旨>

● ネットワークプロトコルのセキュア化 -- DOH, DOT, TLS 1.3 ● ミドルボックスでの「見えない化」 ● セキュリティアーキテクチャの変化 ● ネットワークアーキテクチャの変化 ● 通過点としてのゼロトラスト、変化の終着点はあるのか ● ほかにも進む「見えない化」 – マルウェアを使わない攻撃、サプライチェーン攻撃

  • セキュリティ
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Speaker

フォーティネットジャパン(同)

OTビジネス開発部
部長

佐々木 弘志

国内製造企業の制御システム機器の開発者として14年間従事した後、セキュリティ業界に移り、制御システム開発の経験をもつセキュリティ専門家として、産業サイバーセキュリティの文化醸成(ビジネス化)をめざし、国内外の講演、執筆などの啓発やソリューション提案などのビジネス活動を行っている。 2021年8月~現在:フォーティネットジャパン合同会社 OTビジネス開発部 部長、CISSP 2012年12月~2021年7月:マカフィー株式会社 サイバー戦略室 シニア・セキュリティ・アドバイザー 2017年7月~現在:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)専門委員(非常勤) 2016年5月~2020年12月, 2021年7月~現在:経済産業省 商務情報政策局 情報セキュリティ対策専門官(非常勤)

Speaker

マンディアント(株)

プリンシパルアナリスト

千田 展也

国内外の IT、サイバーセキュリティ企業で25年以上のキャリアを持つ。大手国内メーカーで複数プラットフォームの技術開発に従事し、その後外資系最大手メディア・金融企業にて国内外のデータセンター・企業ネットワークを構築・運用するチームのリーダーとしてアジア地域、後にグローバルチームの指揮を任せられる。 また世界最大手のCDN事業者ではセキュリティ ソリューションの提案や国内外のインターネットにおけるセキュリティについての講演を担当した。 現職では脅威インテリジェンス分析官として日本の組織におけるインテリジェンス活用の支援に務めている。

Speaker

(共)自然科学研究機構国立天文台

情報セキュリティ室 次長

大江 将史

昭50年生まれ、平15 奈良先端大情報科学研究科博士課程了(工学博士) 同年、文科省国立天文台天文学データ解析計算センター助手 現、自然科学研究機構国立天文台天文データセンタ講師 平成31年4月 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任准教授(現任) 令和2年2月 内閣官房 政府CIO補佐官 (~令和3年8月) 令和3年9月 デジタル庁 シニアネットワークエンジニア (現任) 情報ネットワーク及び情報セキュリティに関する広範な設計、構築、運用に従事し、有線・無線伝送レイヤーからアプリケーションレイヤーまで広範な構築経験を有し、地の果てで、一人で何でもできることを目指す。 現在、国立天文台における情報システムの企画運用を行いつつ、デジタル庁での政府情報ネットワークの構築や運用などに従事する。

Chair

奈良先端科学技術大学院大学

先端科学技術研究科
教授

門林 雄基

                                      

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