• オンデマンド配信あり

YD2-02

6.16(木) 13:00-14:20 | RoomYD

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ゼロトラストネットワークの実実装に向けて激変するIDアーキテクチャ

さまざまなサイバーセキュリティの脅威が高度化し、ゼロトラストネットワークが標準的な考え方になる中で、すべての情報資産を把握・管理する方法の1つとして、“ID”の重要性が高まっています。 いまは多くの場合、「人を一意に識別し、認証・認可などに使用する識別子」としてIDが用いられています。その一方で、高度化する脅威、認証連携、そして情報資産の適切な把握と管理のための、「人だけでなく、情報セキュリティに関わるすべてを把握・管理する手段」としてのIDの重要性も高まってきています。 本セッションでは、こうした「現在のIDを取り巻くさまざまな課題」と「明日から取り組むべきID」について、セキュリティおよび相互運用の視点から紹介します。具体的には、(1) ディレクトリサービス(X.500)を含むIDの基本、(2) ゼロトラストネットワークにおけるID、(3) マイナンバーをはじめとする政府が推進するID、(4) 分散ID、(5) 米国政府におけるIDの活用――などについて取り上げます。
<要旨>

● 高度化するサイバー脅威への対応 ● 情報資産のライフサイクルと管理 ● 政府におけるID基盤の取り組みと情報セキュリティ ● ゼロトラストネットワークとID

  • ネットワーク
  • セキュリティ
  • ID
  • オンライン配信あり
Speaker

慶應義塾大学

環境情報学部
教授

手塚 悟

1984年慶應義塾大学工学部数理工学科卒。 同年(株)日立製作所入社、2009年度より東京工科大学コンピュータサイエンス学部教授、2016年度より慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授、2019年9月より慶應義塾大学環境情報学部教授、現在に至る。 デジタル社会構想会議データ戦略推進WG構成員、トラストを確保したDX推進SWG座長等歴任。

Speaker

デジタル庁

デジタル社会共通機能グループ PM / シニアエンタープライズエンジニア

待鳥 博志

ID管理と認証・認可のアーキテクチャ設計や実装、リアルタイムコミュニケーションやDXの推進、セキュリティ向上のための多層防衛や証明機関に関する実装支援、ゼロトラストネットワークを実現するためのIT戦略の策定など、IT活用を進めるための企画からアーキテクチャ設計の業務を中心に従事。 2021年9月、内閣官房 情報通信技術戦略室 政府CIO補佐官 から デジタル庁 に転籍、ゼロトラストネットワークと統合ID基盤の実装に関する業務を担当。

Speaker

A10ネットワークス(株)

ビジネス開発本部ソリューションアーキテクト

石塚 健太郎

通信事業者や製造業で音声認識技術の研究、クラウドサービスやCDN、HGWの企画・構築・運用などの業務に従事し、2016年より現職。自社製品によるマルチクラウド・クラウドサービスの活用に繋がるソリューションやセキュリティソリューション、5G向けのソリューション、運用自動化ソリューション、自治体向けソリューションなどを他社ソリューションとの連携も含め検討・開発・提案している。デジタル庁でもネットワークエンジニアリング業務に従事している。博士(情報学)。

Chair

日本マイクロソフト(株)

業務執行役員
ナショナルテクノロジーオフィサー

田丸 健三郎

1992 年マイクロソフト入社。 米国 Microsoft Corporation(Redmond)にて、主にメッセージングシステム、ディレクトリサービス、及びグローバル分散処理システムの研究開発を担当。 機械学習によるルーティングの最適化、コミュニケーションデータ(自然言語)の分析、モデル化に従事。 その後、アジア地域におけるサーバーアプリケーション製品群の研究開発グループ統括責任者を務めた後、 2009年 10 月より業務執行役員 ナショナルテクノロジーオフィサーに就任後は、エンタープライズ、クラウドアーキテクチャ、ドキュメントフォーマット、文字コードなどの標準化および機械翻訳などに携わり、2021年9月からはデジタル庁 プリンシパル ソリューション アーキテクトを兼務。

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