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YC2-03

6.16(木) 14:40-16:00 | RoomYC

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AIネイティブ時代:インターネットサービスの新ビジネス課題

急速な進化を続けるインターネットサービス。本来は制限なくアクセスできるはずのインターネット接続サービスでも、利用規約によってさまざまな制約が設けられている場合があります。さらに、AIの進化とともにサービスへの適用場面も増え続け、それを遠因とした利用規約の更新(オーバーライド)も頻繁になされています。一方でユーザーは、生活やビジネスのためにはもはや「サービスを利用せざるを得ない」環境にあり、すなわち「利用規約を無条件に受け入れざるを得ない」状況に追い詰められてきています。 また、スクレイピングやクローリングなどに代表される、「AI・機械学習で自動化された仕組みによってサービスにアクセスするケース」も増えてきています。さらにAIによる翻訳や要約のサービスを好例として、「機械学習時に収集・蓄積した著作物の公衆送信」にあたるのではないか、「著作物に“依拠”した出力がユーザーにもたらされているのではないか」などといった議論も行われています。 こうした利用規約や知的財産の分野の専門家による、「インターネット上にサービスを提供する事業者」「サービスを利用するユーザー」「AI・機械学習を用いて処理の自動化を行う事業者」のすべてにとっての、必見のセッションです。
<要旨>

● 今注目されているサービスにおける利用規約の問題とは ● AI・機械学習を用いた仕組みによるサイトアクセスとは ● その際の知的財産の問題とは ● 越境サービスの本格時代における、国ごとに異なる知的財産制度の考え方

  • ネットワーク
  • 法律・規約
  • オンライン配信あり
Speaker

早稲田大学

法学学術院
教授

上野 達弘

京都大学法学部卒業、同大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。成城大学専任講師、立教大学教授を経て、2013年より現職。著作権法学会理事、文化審議会著作権分科会各小委員会委員等を歴任。主著に『著作権法入門』(有斐閣、共著)など。

Speaker

東京八丁堀法律事務所

弁護士

渡邉 遼太郎

東京八丁堀法律事務所・弁護士。専門は知的財産・不正競争、データ・AI関連法務、スタートアップ・新規事業支援など。2015年弁護士登録・同事務所入所。2019年から経済産業省経済産業政策局知的財産政策室・室長補佐(同局新規事業創造推進室の業務を兼任)。2022年から現職。現在、経済産業省大臣官房臨時専門アドバイザーなどを兼任。著作に、『意匠・デザインの法律相談Ⅱ』(青林書院、2021年/共著)、「組み合わせで可能性広がる!ルールメイキング3制度の解説と活用事例の紹介」(ビジネス法務2021年10月号/共著)、「企業におけるデータ利活用推進のポイント~「データ利活用のポイント集」の解説~」(NBL 1177号、2020年/共著)など。

Speaker

(株)エクサウィザーズ/インハウスハブ東京法律事務所

弁護士

松村 将生

2013年弁護士登録(新65期)、TMI総合法律事務所勤務 2015年~2017年 内閣府知的財産戦略推進事務局へ出向、「次世代知財システム検討委員会」「新たな情報材検討委員会」を担当し、AIの知財制度上の取扱いを検討 2017年 TMI総合法律事務所復帰 2019年(株)エクサウィザーズ入社/インハウスハブ東京法律事務所入所 2021年 経済産業省 新たな知財制度上の課題に関する研究会 委員

Speaker

日本マイクロソフト(株)

業務執行役員
政策渉外・法務本部
副本部長
弁護士

舟山 聡

主に、マイクロソフト製品・サービスに関連する社内外の法務案件に対応している。 早稲田大学法学部卒業後、1996年弁護士登録(第二東京弁護士会)、法律事務所勤務を経て、2004年マイクロソフトに入社。プライバシー、ソフトウェアライセンス、社内コンプライアンス担当、法務チームマネージャなどを経て、現在に至る。 執筆著作として、「AI倫理に対する企業の取組み」NBL 1170 (商事法務、2020年5月15日)、「情報管理コンプライアンスの新発想~新型コロナウイルス影響下のテレワークから~」(経営法友会リポート、2020年9月)など。第二東京弁護士会知的財産権法研究会幹事。一般社団法人AIデータ活用コンソーシアム知財契約WGメンバー。

Chair

日本マイクロソフト(株)

業務執行役員
ナショナルテクノロジーオフィサー

田丸 健三郎

1992 年マイクロソフト入社。 米国 Microsoft Corporation(Redmond)にて、主にメッセージングシステム、ディレクトリサービス、及びグローバル分散処理システムの研究開発を担当。 機械学習によるルーティングの最適化、コミュニケーションデータ(自然言語)の分析、モデル化に従事。 その後、アジア地域におけるサーバーアプリケーション製品群の研究開発グループ統括責任者を務めた後、 2009年 10 月より業務執行役員 ナショナルテクノロジーオフィサーに就任後は、エンタープライズ、クラウドアーキテクチャ、ドキュメントフォーマット、文字コードなどの標準化および機械翻訳などに携わり、2021年9月からはデジタル庁 プリンシパル ソリューション アーキテクトを兼務。

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