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YC3-02

6.17(金) 13:00-14:20 | RoomYC

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Trusted Webとその応用 〜プロトタイプ・ユースケース・クリティカルテクノロジ~

「デジタル社会」への移行にあたり、既存のインターネットやウェブにおけるさまざまなペインポイントが指摘されています。代表的なものとしては、単一の巨大プラットフォーム・サービスへの依存による「単一障害点」のリスク、フェイクニュースに代表される「データの信頼性」への疑念、「プライバシー侵害」の懸念などが挙げられます。 安心・安全なデジタル社会の形成には、こうしたペインポイントの解消が必要です。たとえば単一プラットフォーマーへの依存からの脱却には、分散型のアーキテクチャを前提とした、マルチステークホルダーによる運用が重要となってきます。また、人やデータなどの“エンティティ”間の信頼の醸成には、テクノロジによって担保・検証された、真のデジタル社会にむけてのTrustの再構築が不可欠です。 本セッションでは、このようなペインポイントや課題を解決すべく取り組みが進む「Trusted Web」について概説します。くわえて、「プロトタイプの実装」および「Trusted Webの効果が期待されるユースケース」などといった実践面についても紹介します。
<要旨>

● Trusted Webの概要 ● Trusted Webのプロトタイプの実装 ● Trusted Webのユースケース ● Trusted Webに不可欠な技術

  • ネットワーク
  • デジタル基盤
  • オンライン配信あり
Speaker

慶應義塾大学

大学院
政策・メディア研究科
特任教授

鈴木 茂哉

情報システム研究者およびエンジニア。コンピュータネットワーク、コンピュータを用いた通信、ブロックチェーン技術、サイバーセキュリティ、量子情報システム、DNSを含む名前管理システム、および、RFIDを含む実空間情報システムの研究に従事。システムアーキテクチャ、ソフトウェア開発についてのエキスパート。1989年よりインターネットに基づく情報システム開発に従事。現在、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学SFC研究所ブロックチェーン・ラボ副代表、および、同SFC研究所トラステッド・インターネット・アーキテクチャ・ラボ副代表、WIDEプロジェクト運営委員。Trusted Web推進協議会タスクフォースメンバ。

Speaker

(株)DataSign

代表取締役社長

太田 祐一

データ活用の透明性確保と、個人起点での公正なデータ流通を実現するため、株式会社DataSignを設立。 ・一般社団法人MyDataJapan常務理事。MyDataGlobal founding member. ・内閣官房 デジタル市場競争本部 Trusted Web推進協議会 委員。 ・総務省・経産省 情報信託機能の認定スキームの在り方に関する検討会 委員。 ・総務省 プラットフォームサービスに係る利用者情報の取扱いに関するワーキンググループ 構成員。 ・デジタル庁 プラットフォームにおけるデータ取扱いルールの実装に関するサブワーキンググループ構成員。

Co-chair

(株)企

代表取締役

クロサカ タツヤ

1999年慶應義塾大学大学院修士課程修了。三菱総合研究所を経て、2008年に株式会社 企(くわだて)を設立。通信・放送セクターの経営戦略や事業開発などのコンサルティングを行うほか、総務省、経済産業省、内閣官房、OECD(経済協力開発機構)などの政府委員を務め、政策立案を支援。2016年からは慶應義塾大学大学院特任准教授を兼務。近著『5Gでビジネスはどう変わるのか』(日経BP刊)。Interop Tokyo 2022プログラム委員。総務省・デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会・小規模中継局等のブロードバンド等による代替に関する作業チーム構成員。                           

Co-chair

(株)Preferred
Networks

リサーチャー

浅井 大史

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