• オンデマンド配信あり

YE1-02

6.15(水) 13:00-14:20 | RoomYE

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MaaSを支える自動運転のレギュレーションとビジネス環境整備

移動および輸送の手段である自動車を、まったく新しい“モビリティ”として捉え、サービスとしての移動の提供やこれまでに無い体験を生み出す。こうした潮流の中で注目されているのが、自動運転技術やそれを活用するMaaS (Mobility as a Service)です。 高速道路における自動走行であれば、すでに市販の自動車に搭載されているシステムでも特定条件においては実現可能となっていますが、システムに不測の事態が起こった場合、あるいは自動運転システムでは回避が難しい状況に直面した際には、ドライバーがシステムに変わって対応しなければいけません。自動運転システムの一層の利活用のためには、「システムの安全性や信頼性」を高めるとともに、「その機能の位置付け」、さらには「万が一の場合にはどのように対処すべきかなどのレギュレーション」について社会全体でコンセンサスを形成する必要があります。 本セッションでは、ITS (Intelligent Transport System)分野、および自動車関係の法務の第一人者とともに、国内外の現在の自動運転技術の動向と課題、および今後の普及にむけて課題となる法整備やビジネススキームなどについて議論します。
<要旨>

● 国内外の自動運転技術の動向 ● 自動運転にまつわるレギュレーション ● 自動運転に関わるビジネススキーム

  • モビリティ
  • 法律・規約
  • オンライン配信あり
Speaker

(株)三菱総合研究所

杉浦 孝明

1995年、㈱三菱総合研究所 入社。 ITS(Intelligent Transport Systems)、自動車の情報化、カーライフスタイル、自動車を起点としたビジネスおよびエンタテインメントビジネス開発を専門に各種コンサルティング、メディアなどで活躍中。著書に、『自動車ビッグデータでビジネスが変わる!プローブカー最前線』(共著 ㈱インプレスR&D,2014), 『道路交通政策とITS』(共著 大成出版社,2014)等がある。1970年愛知県生まれ。

Speaker

日本自動車ジャーナリスト協会

鈴木 直也

1954年生まれ。1977年に月刊自家用車への寄稿を皮切りに自動車ジャーナリストとしての生活をスタート。以後、モーターマガジン、ホリデーオートなどを経て、現在は自動車専門誌としてはベストカーを中心に執筆活動を展開する。 元来モータースポーツが好きでこの世界に入ったが、バブル崩壊やSUV/RVブームの到来にともない、クルマ指向が今度は経済的なコンパクトカーにシフト。環境負荷の小さい“リーン”なカーライフが、考え方次第ではすごく楽しいことを提唱する(残念ながら賛同者少数)。 近年は、初代プリウスの登場に衝撃を受け、すっかりハイブリッド党に。初代ホンダ・インサイトを10年以上愛用した。その後は、新世代ディーゼルのドライバビリティと高燃費に感銘を受け、デミオ、CX-3、BMW 118dを乗り継いでいる。 若手時代は、オーソドックスなバイヤーズガイドやスポーツカーのロードインプレッションが仕事の中心だったが、生来の機械好きが手伝って、技術解説や歴史解説などに仕事のテリトリーが広がり、最近ではカーボンニュートラルや自動運転の可能性について、執筆を依頼されることが増えている。

Speaker

TMI総合法律事務所

パートナー(弁護士)

白石 和泰

96年早稲田大学政治経済学部卒業。98年司法書士試験合格。03年弁護士登録。第二東京弁護士会情報公開・個人情報保護委員会委員。TMI防衛・経済安全保障プラクティスグループ共同代表。13年米国ワシントン大学ロースクール(知的財産法コース)卒業。13年9月から14年5月まで、ワシントン州シアトルのDorsey & Whitney LLP及びBracewell LLPにて研修。14年7月から15年3月まで、外務省経済局政策課(日本企業支援室)にて、専門員として、日本企業の海外進出支援、法曹の海外展開プロジェクト等を担当。情報ネットワーク法学会会員。全銀協オープンAPI推進研究会元メンバー。無人航空従事者試験(ドローン検定)1級。空飛ぶクルマ・産業用ドローン事業におけるリスクマネジメント検討会委員。16年1月よりTMI総合法律事務所パートナー。5年超に亘る大手電気通信事業者での駐在経験もあり、個人情報保護法やサイバー(情報)セキュリティに関する法令を含むIT・情報・通信関連法、経済安全保障関連法、消費者関連法、契約法務をはじめとする一般企業法務、国内・海外紛争対応、リスクマネジメント、M&A、労働等に関する法務等、幅広い分野を取り扱っている。

Chair

東海大学 観光学部
准教授 /

慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科
特任准教授

佐藤 雅明

観光学科准教授。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任准教授(非常勤)。 インターネットを基盤とした自動車の情報化を提案し、プローブ情報システムの実証実験、インターネットITS分野の立ち上げや、プローブ情報システムの国際標準規格の策定をおこなう。2012年からシンガポール国立大学(NUS)に赴任し、シンガポールのITS通信基盤、次世代ロードプライシング技術の研究開発と規格策定に携わる。2015年から慶應義塾大学大学院政策メディア研究科特任准教授を経て、2022年より現職。 東海大学観光学部准教授。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任准教授(非常勤)も兼務。 インターネットを基盤とした自動車の情報化を提案し、プローブ情報システム分野の立ち上げや、ITS国際標準規格の策定をおこなう。2012年にシンガポール国立大学(NUS)に着任し、シンガポールのITS通信基盤、次世代ロードプライシング技術に携わる。2015年から慶應義塾大学大学院政策メディア研究科特任准教授を経て、2022年より現職。 国内と海外の双方の視点から次世代モビリティ等の研究開発、および国際標準化に従事。ISO/TC204国際専門家、ITS技術標準化専門委員会委員等、国内外のITS技術・標準化委員等を多数務める。著書に「自動車ビッグデータでビジネスが変わる!プローブカー最前線」(インプレスR&D)、「IoT時代のセキュリティと品質: ダークネットの脅威と脆弱性」(日科技連出版社)など。

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