YE2-02

6.16(木) 13:00-14:20 | RoomYE

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量子セキュリティ:矛と「盾」

量子コンピューティングの出現によって、セキュリティシーンも変化します。本講演では、量子コンピュータの発展により危殆化する暗号技術について展望します。 「量子コンピュータにより解読される」という公開鍵暗号。公開鍵暗号技術のおかげで、現代人はインターネット上で初見の人々・顧客とお互いを確認し、秘密を守り、データの改竄の危険もなく、社会活動に取り組むことができています。このさき量子コンピュータの発展によって、暗号技術が脅かされるのはいつなのか。その時に備え、「近い将来から打たなければならない対策」と「事前の検討」はたいへん重要です。また新たな脅威に対しても、「安全な既存技術の発展」「新技術の導入」「新インフラへの転換」など、考えられるシナリオは一つではありません。 米国立標準技術研究所(NIST)で標準化が進む「耐量子暗号」や、量子技術による「量子鍵配送ネットワーク」といった直近で検討すべき新しい暗号通信技術、ならびに、来る本格的な量子情報時代の通信インフラである「量子インターネット」について、業界の先駆者たるスピーカー陣が、「最新の技術」と「すべてのIT事業者が備えておくべき心構え」について解説します。
<要旨>

● 量子コンピュータによる、暗号危殆化 ● 耐量子(デジタル)暗号の紹介と技術解説 ● 量子鍵配送ネットワークの紹介と技術解説 ● 量子インターネットの紹介と展望

  • セキュリティ
  • 量子テクノロジー
Speaker

日本電信電話(株)

NTT社会情報研究所
主任研究員

草川 恵太

2010年にNTT入社。研究所で暗号研究に従事。

Speaker

東芝デジタルソリューションズ(株)

ICTソリューション事業部
QKD事業推進室
シニアフェロー

村井 信哉

東芝に入社後、ネットワークシステムの研究開発に従事。2017年からは量子暗号の事業立ち上げを推進している。                        

Speaker

(株)メルカリ シニアリサーチャー /

量子インターネットタスクフォース
代表

永山 翔太

専門は量子インターネット。特に、量子エラー訂正符号および量子インターネットアーキテクチャ・通信プロトコル。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科サイバーインフォマティクス専攻在学中に、インターネットの研究室で量子情報処理に取り組み、2017年に博士(政策・メディア)を取得。2018年4月より現職。現在、量子インターネットタスクフォースファウンダー兼代表、WIDEプロジェクトボードメンバー。過去に、内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター研究・産学官連携戦略ワーキンググループ委員、2018年度未踏ターゲット事業(ゲート式量子コンピュータ部門)「分散量子計算プラットフォーム」プロジェクト等。

Chair

(株)インターネットイニシアティブ

セキュリティ情報統括室
シニアエンジニア

須賀 祐治

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