IoT・車載機のHW性能は徐々に向上し、POSIX準拠のOSが動くものも増えてきた。足回りの強化に伴い、動作するアプリケーションも複雑さを増している。アプリケーションによっては多種多様のセンサデータを入力し、出力・アクチュエーションを行うものもあるだろう。時々刻々と発生するデータを機器内で準リアルタイムに前処理・後処理を行うアプリ組込みのストリーム処理系としてSpringQLをOSS開発している。SQLiteが組込みDBとして活躍の場を広げているが、SpringQLは組込みストリーム処理における同様のポジションを確立する目論見である。 本講演では、SpringQLの開発背景・開発思想・ロードマップを紹介する。共にSpringQLを育ててくれるパートナー探索のきっかけとなれば幸いである。