現在の我々はポストコロナのデジタル技術にて，少子高齢化社会に向けた，課題解決型の情報テクノロジー，いわば人の生活や身体，心に寄り添う「優しさ」を実現するさらに高度なサービスの実現が求められています． こうしたサービスは，大量のデータ，高度な処理や応答性が重要です．こうした処理を行うインフラとしてEdge AI が注目されています．Edge は，既存の遠隔のクラウドではなく，近傍のエッジコンピュータによりクラウドへのオフロードが困難なリアルタイム処理や大容量データ処理をMulti-Access Edge Computing (MEC)により実現します． 我々は現在MECおよびMECミドルウエアを研究開発し，そこで省電力ハードウエアアクセラレータや，高性能ハードウエアを統一的に管理・活用することで，高度なAI処理や高スループット処理の実現を目指し，Society5.0アプリの利活用を促進しています． 本講演では，MECプラットフォームおよび，その社会実装に向けた取り組みとして，「人の気持ちに応じて声がけを行う」声がけロボットその他，ロボット処理のMECへのオフローディングを想定した社会実装などの取り組みを紹介しつつ，サステナブル社会に向けた革新技術とその活用を紹介します．