Eclipse Software Defined Vehicle
-自動車業界におけるオープンコラボレーション
(※本セッションは英語での講演となります)
※本講演のオンデマンド配信期間は【2024年1月9日(火)10:00 ~2月2日(金)17:00】となります。
Eclipse SDV(Software Defined Vehicle)ワーキンググループは、自動車業界を変える画期的な取り組みです。これは、自動車メーカー、テクノロジー企業、サプライヤーが協力し、自動車業界の未来を定義するオープンソースのソフトウェアスタックを作成する共同作業です。
オープンソース・ソフトウェア・デファインド・カーの主な利点のひとつは、コラボレーションです。コラボレーション・モデルは、ソフトウェアの実装をスピードアップします。自動車業界は、世界のさまざまな地域の開発者の専門知識と知識を活用し、より良く、より速く、より効率的なソリューションを生み出すことが可能になるでしょう。
しかし、オープンソースのSoftware-Defined Carを導入することは、従来のソフトウェア開発方法にも挑戦することになります。自動車業界は長年、クローズドなソフトウェアに依存してきました。オープンソース・ソフトウェアへの移行には、考え方の転換と、他の企業や開発者との協力への意欲が必要となってきます。
オープンソースソフトウェアの採用が直面しているもう一つの課題は、それがまだ「シリーズ対応」と見なされていないことです。信頼性やセキュリティへの懸念から、オープンソース技術の採用をためらう関係者もいますが、適切なサポートと協力によってこれらの懸念を克服し、オープンソース技術に対する信頼を築くことができると考えています。
Eclipse SDV Working Group におけるコラボレーションは、ソフトウェアスタックの非分化部分にフォーカスしています。つまり、自動車の機能に不可欠でありながら、ある自動車ブランドと他の自動車ブランドを差別化しないソフトウェアを開発するために、各社が協力するということです。このような非差別的な部分で協力することで、業界は開発コストを削減し、競合車とは一線を画す革新的な機能の開発に集中することができます。本セッションではEclipse SDVの世界を解説していきます。
- オートモーティブ ソフトウエア エキスポ
- オンデマンド配信あり