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YA2-03

6.13(木) 14:40-16:00 | RoomYA

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空と宇宙の産業革命を支えるデジタル基盤
~Beyond 5G時代のNTN~

我が国で空の産業革命、移動革命と呼ばれる、ドローンや空飛ぶクルマのような次世代空モビリティや、世界各国で競争が起きている民間企業による宇宙開発は、空と宇宙という空間での新たなビジネスや産業を創造する取り組みです。一方で、あらゆるビジネスや産業がデジタルインフラの上で成立している今日では、空と宇宙のビジネスや産業も同様にデジタルインフラの上で成立していくことが想定されます。 残念ながら、現状のデジタルインフラの多くは地上向けに設計され実装されているため、空や宇宙のような地上から離れた空間での利用に向いていないことがあります。たとえば、ドローンや空飛ぶクルマは地上に人がいないところを飛ばしたいのに対して、既存のLTE/5G網は人口カバー率によるサービス展開を進めており、ドローンや空飛ぶクルマを飛ばそうとしたところでは利用できないケースがしばしばあります。 一方で、Beyond 5Gにおいては、航空・宇宙産業と密接な関係を持つ情報通信網としてNon-Terrestrial Network(NTN:非地上を対象とするネットワーク)の構築が3GPPのロードマップとマイルストーンで示されています。我が国でも総務省が知財・国際標準化・研究開発のロードマップにおいて、2030年を目途に社会実装を行うマイルストーンを設定しています。 本セッションでは、空と宇宙のビジネスや産業に求められるデジタルインフラのうち「空の通信基盤」としてNTNに注目し、空と宇宙のビジネスや産業を支えるインフラとして発展させるためにどのような取り組みが行われているか、その動向について、各分野のキーパーソンと共に解説します。また、今後の課題や望ましい未来像についても議論していきます。
<要旨>

●Non-Terrestrial Network(NTN)とは? ●アーキテクチャおよび実装技術のご紹介 ●3GPP Beyond 5Gにおける NTNの動向 ●我が国の成層圏プラットフォーム、衛星コンステレーション、衛星光通信研究のご紹介 ●航空・宇宙産業の通信インフラとして観たNTNのユースケース ●NTN、空・宇宙ビジネス・産業の最新動向と課題、望ましい未来像に向けた議論

  • ネットワーク
  • 5G / Beyond 5G
  • デジタル基盤
Speaker

内閣府

宇宙開発戦略推進事務局 参事官

山口 真吾

神奈川県座間市出身。1995年早稲田大学理工学部卒業、同年郵政省(総務省)入省、1999年英国シティ大学(現City, University of London)修士課程修了。専門は情報通信政策、人工知能(AI)、防災情報システム、海外輸出戦略など。内閣官房内閣衛星情報センター副主任開発官、慶應義塾大学環境情報学部准教授、総務省国際戦略局宇宙通信政策課長、同省総合通信基盤局電気通信技術システム課長などを経て2023年7月より現職。

Speaker

(株)Space Compass

代表取締役 Co-CEO

堀 茂弘

1996年 NTT入社、数件の新規事業の立上・黒字化を経験。2007年 ワシントン大学MBA卒業。2017年よりNTT持株会社 研究企画部門にてIOWN関連の共同研究・開発PJを複数担当。2022年7月、NTT/スカパーJSATの合弁で新たに設立する㈱Space Compass代表取締役Co-CEOに就任。Space Compassは、持続可能な社会の実現に向けた新たな宇宙統合コンピューティング・ネットワーク事業に取り組む。

Speaker

ソフトバンク(株)

先端技術研究所 先端HAPS研究部

西山 浩司

2005年 ソフトバンクBB(株)入社、2018年 HAPSプロジェクトに参画、HAPS要素技術である先端バッテリー・ソーラーの研究開発(先端電池研究室 室長、ソフトバンク先端電池Lab. 代表)を経て、2024年より現職。

Speaker

(株)アクセルスペース

共同創業者 Co-CTO(宇宙機技術担当)

永島 隆

東京大学大学院で世界初のCubeSat開発に携わり、2006年に博士課程を単位取得退学後、東京大学特任研究員を経て、2008 年アクセルスペースの設立に参画(共同創業者)。シニアフェロー/エンジニアリング本部シニアエンジニアリングユニット長を歴任し、技術開発ロードマップやエンジニア育成計画の策定に従事。技術開発や衛星プロジェクトマネジメントなど、一貫して技術面で会社をリードしている。2023年6月より執行役員Co-CTO(宇宙機技術担当)に就任。2024年2月よりAxelLiner事業本部長を兼務。

Chair

Interop Tokyo 2024

カンファレンス プログラム委員

南 政樹

インターネット黎明期から25年以上にわたり、サイバーフィジカルシステムが支えるデジタル社会の領域を対象として研究活動に従事。2020年には、独立行政法人情報処理推進機構が新設した「デジタルアーキテクチャ・デザインセンター」において、自律移動ロボット領域のプログラムディレクターとして、Society5.0やスマートシティで実現されるドローン、サービスロボット、空飛ぶクルマなどが産業としてあるべき姿のアーキテクチャデザインをリード。現職においては、内閣府が定めるスマートシティリファレンスアーキテクチャに関する調査、自律移動ロボットとスマートシティ、都市空間情報基盤、データ連携基盤などの導入計画・構築・運用に関する支援に従事。 特にインターネットを基盤とするサイバー空間(仮想空間)の柔軟なデータ流通と、ドローンや空飛ぶクルマを含むロボティクスなどのフィジカル空間(現実空間)を移動するテクノロジーを、産業アーキテクチャーを土台として融合させることで、産業・社会基盤に新たな付加価値を創出する事業・ビジネス・サービスの支援に強みを持つ。

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