YC1-02

6.12(水) 13:00-14:20 | RoomYC

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DXを支えるセキュリティ
~『産業サイバーセキュリティセンター』第7期生の成果から~

突発的に発生する地震等の災害、為替変動、ウクライナ・イスラエル情勢、生成系AIの進化などの先行き不透明なビジネス環境において、企業のDXの取り組みを安心・安全に進めるための土台として、サイバーセキュリティは、重要な経営課題となっています。『産業サイバーセキュリティセンター』(ICSCoE)(※)では、近年、「ゼロトラスト実践指南書」、「攻撃者視点の獲得を目的としたボードゲーム」など、卒業プロジェクトの成果を積極的にWebサイト上に公開しています。 本セッションでは、ICSCoEの今期第7期生による卒業プロジェクトの中から、スピーカー陣の所属企業・業界におけるセキュリティの最先端の課題について、「サイバーレジリエンスコミュニケーション」「スタートアップ企業のセキュリティ」「生成AIのセキュリティ対策」をそれぞれテーマとして発表します。またそれらをもとに、ICSCoEの講師陣や本セッションへの参加者の皆様も含めて意見を交換し、その結果を、各企業の「セキュリティ対策」の参考としていただくことを目的とします。あわせて、『中核人材育成プログラム』の実際の内容やその有効性を垣間見ることもできます。 (※) ICSCoEは、経済産業省が主導して、『独立行政法人 情報処理推進機構』(IPA)のもとに設立されました(2017年4月)。サイバーセキュリティ対策の「重要インフラ(電力など)における強化」や「重要産業分野におけるサプライチェーン全体での実現」が社会的な課題となる中、「これらの課題解決を行う中核人材が、企業内に不足している」という危機感が契機となっています。おもな活動として、社会インフラ・産業基盤でのサイバーセキュリティリスクに立ち向かっていくための、1年間の『中核人材育成プログラム』を提供しています。第7期プログラムでは、重要インフラ関連企業などからの将来の中核人材候補65名が受講生として学んでいます。
<要旨>

●『産業サイバーセキュリティセンター』(ICSCoE)の紹介とその取組 ●成果発表(1)サイバーレジリエンスコミュニケーション ●成果発表(2)スタートアップ企業のセキュリティ ●成果発表(3)生成AIのセキュリティ対策 ●Q&A・意見交換

  • AI / 生成AI
  • セキュリティ
  • スタートアップ
Speaker

フォーティネットジャパン(同)

OTビジネス開発部 部長

佐々木 弘志

国内製造企業の制御システム機器の開発者として14年間従事した後、セキュリティベンダに転職。制御システム開発の経験をもつセキュリティ専門家として、産業サイバーセキュリティの文化醸成(ビジネス化)をめざし、国内外の講演、執筆などの啓発やソリューション提案などのビジネス活動を行っている。 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)専門委員(非常勤) 経済産業省 商務情報政策局 情報セキュリティ対策専門官(非常勤) 名古屋工業大学 産学官金連携機構 ものづくりDX研究所 客員准教授 株式会社アクセルスペースホールディングス 執行役員/CISO(非常勤)

Speaker

東洋大学

情報連携学部 准教授

満永 拓邦

Speaker

ICSCoE7期生 /

西日本旅客鉄道(株)デジタルソリューション本部システムマネジメント部情報セキュリティ室 課員

西澤 優里

2021年に入社し、福井駅にて改札・出札業務に従事 2022年4月よりデジタルソリューション本部システムマネジメント部情報セキュリティ室にてセキュリティ審議やWebサイトセキュリティ業務に従事 2023年7月よりICSCoE中核人材育成プログラムに参加

Speaker

ICSCoE7期生 /

中部電力(株)DX推進室 主任

鵜飼 大介

2014年に入社し、燃料・火力システムの開発・保守業務および燃料・火力発電事業会社(株式会社JERA)の設立対応に従事。 2018年4月より社会人ドクターとして愛知県立大学大学院情報科学研究科で学び、2023年3月に博士後期課程を修了。 2019年よりERPシステム導入プロジェクトに参画。 2023年7月よりICSCoE中核人材育成プログラムに参加。

Speaker

ICSCoE7期生 /

(株)オプテージ ICTソリューション部

辻村 凱

2020年入社後、運用保全業務に従事。 2021年4月にICTソリューション部門へ異動。 インフラコンサルタントとして、顧客のインフラ環境を改善するためのPMO支援、サービス提案業務を担当。 2023年7月よりICSCoE 中核人材育成プログラムに参加。

Chair

奈良先端科学技術大学院大学

サイバーレジリエンス構成学研究室
教授

門林 雄基

大阪大学大型計算機センターなどを経て、平成29年より現職。 同年、「サイバーレジリエンス構成学研究室」を設立。産官学連携によるサイバーセキュリティ研究開発に 25 年以上、サイバーセキュリティ人材育成に 15 年 以上にわたり従事。業界に1000人以上の卒業生を輩出している。情報処理推進機構 産業サイバーセキュリティセンターにおける人材育成事業に構想段階より参画。欧米セキュリティ専門機関とともにサイバーセキュリティ研究開発ならびに人材育成を推進する。各種政府委員会委員を務める傍ら、Hardening Project 実行委員等としても精力的に活動。

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