YD1-02

6.12(水) 13:00-14:20 | RoomYD

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AIと量子コンピュータの今
~量子コンピュータによってAIがどのように発展するのか~

本セッションでは、産学官の量子AI専門家による講演と、来場者の皆さまを交えながらのパネルディスカッションを行います。量子コンピュータとAIの連携は、先見性のある研究者たちによって着実に取り組まれてきました。量子コンピュータによってAIがどのように発展するのか、その展望を、来場者の皆さまに分かりやすくご説明します。 量子コンピュータの発展はめざましく、量子エラー訂正の実証も進むなど、本格的なコンピュータシステムに至るまでのマイルストーンが着々と達成されつつあります。くわえて量子ビットを集積化する技術が実現すれば、急速なスケールアップがもたらされ、AIやインターネットと並ぶ、もしくは、それ以上のインパクトを発揮することになるでしょう。 量子コンピュータの実用化を見据え、”量子AI”研究開発のホットなディスカッションを、参加者の皆さまにお届けします。「量子コンピュータとAIの今」や、「量子情報技術におけるビジネスチャンス」を見出すきっかけになれば幸いです。
<要旨>

●量子AI ●量子コンピュータ開発最新動向 ●デジタル情報技術と量子技術の繋がり

  • AI / 生成AI
  • ITインフラ
  • 量子テクノロジー
Speaker

(国研)産業技術総合研究所

量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター

高野 了成

民間企業を経て、2008年産業技術総合研究所入所。現在、デジタルアーキテクチャ研究センター未来コア・ デジタル技術連携研究室 副連携研究室長。(兼)量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター。専門はオペレーティングシステムとシステムソフトウェア。超分散コンピューティング、量子AIハイブリッドコンピューティングの研究開発等に従事。博士(工学)。

Speaker

(国研)科学技術振興機構

研究開発戦略センター フェロー

嶋田 義皓

博士(工学、公共政策分析)。東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻博士課程修了。2008 年日本科学未来館科学コミュニケーター、2012 年科学技術振興機構戦略研究推進部主査などを経て、2017 年より現職。専門分野は、物性物理、ICT、科学コミュニケーション。著書に『量子コンピューティング 基本アルゴリズムから量子機械学習まで』(オーム社)。

Speaker

慶應義塾大学大学院

政策メディア研究科 兼 理工学研究科 特任教授

友野 孝夫

筑波大学卒業後、シャープ株式会社、富士ゼロックス株式会社、Samsung電子株式会社、そして凸版印刷株式会社を経て、2023年12月より慶應義塾大学に勤務。 民間企業で光および半導体デバイス、微細加工の研究開発、コンピュータビジョンの研究などに従事し、また複数の開発品の商品化も経験。学位は、富士ゼロックス勤務中に論文による博士号を取得(分野:量子光学)。 現在は大学で量子AIおよび量子光通信の研究に従事。これらの研究はCOI-NEXT:サスティナブル量子AI研究拠点、NEDO:量子・AIハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業、およびMoonshot目標6:スケーラブルで強靭な統合的量子通信システムの3つの国家プロジェクトの支援の下で実施されている。

Chair

(株)メルカリ シニアリサーチャー /

量子インターネットタスクフォース 代表

永山 翔太

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