YD2-02

6.13(木) 13:00-14:20 | RoomYD

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Internet of Data Centers with Optical Transport
~マルチドメイン光ネットワークの効用と課題~

クラウドファーストが主流となる一方で、企業拠点、コロケーションDC、クラウドとを結びながら、企業にとって最適なコンピューティング空間を作ることは相変わらず容易ではありません。例えば、「ハイブリッドクラウド・マルチクラウドで高性能なアプリシステムを実現したい」、「現用のDCが満床または電源不足となったために郊外のDCを拡張スペースとして追加したい」 といったユースケースでは、厳しい遅延要件を満たしながら企業拠点、DC、クラウドを接続することが必要となります。 そこで、本セッションでは、上記の課題を抱えているITインフラ担当者へ参考となる情報を提供することを目的として、クラウド事業者、データセンター事業者、通信事業者の技術者より、データセンター間接続の課題、技術動向、事業者の最近の取り組みをご紹介します。また、上記課題を解決するアプローチとして、通信事業者やDC事業者のそれぞれが運用する光ネットワークを相互に接続して、Internet of Data Centers(マルチドメイン型のDC間接続ネットワーク)を実現する構想をとりあげ、効用と課題について議論します。
<要旨>

●DC間接続、DCと外部拠点接続のユースケース ●現状の接続手段と課題 ●関連する技術動向と各社の最近の取り組み ●Internet of Data Centers への期待と課題

  • ネットワーク
  • データセンタ
  • ITインフラ
Speaker

グーグル・クラウド・ ジャパン(同)

カスタマーエンジニアリング 技術本部長

渕野 大輔

SIer において金融、流通系のエンタープライズシステム構築を経験した後、Utility 分野に対して IoT プラットフォームを提供するスタートアップへの参画を経て、Google Cloud Platform チームに参画。主にエンタープライズのお客さまに対する Google Cloud のソリューションの紹介やアーキテクチャ設計、プロジェクト推進支援を中心としながら、Google Cloud の利用推進と共に、お客様のビジネス革新を技術面から支援する活動するエンジニアリングチームを率いている。

Speaker

(株)アット東京

企画本部 事業企画部 コネクティビティ・プラットフォーム戦略 スペシャリスト

富岡 正行

1975年生まれ。通信ベンチャー(NWエンジニア)を経て2004年東京電力へ入社しFTTH事業(相互接続担当)に従事。その後、社外出向中だったアット東京在職中に、NWエンジニアの傍ら事業者誘致を行う過程でDC ネットワークプラットフォーム(ATBex)を発案し、開発に携わる。2018年~23年まで東京電力パワーグリッドにて事業開発部門(データセンター事業)、通信企画部門(ダークファイバー事業)に従事。主に事業戦略を担当したのち、2023年10月よりアット東京へ入社。コネクティビティ・プラットフォーム戦略を中心とした事業戦略を担当。

Speaker

NTTコミュニケーションズ(株)

クラウド&ネットワークサービス部第二サービス部・部門長

松林 修

・1993年:日本電信電話株式会社入社 ・1999年:NTTコミュニケーションズ株式会社発足 ・2014年:NTTコムエンジニアリング出向 ・2018年:NTTコミュニケーションズ/ネットワークサービス部 ・2021年~NTTコミュニケーションズ/クラウド&ネットワークサービス部。現在:日本と香港のデータセンター(データセンタープロダクトオーナー)およびIOWN APN・専用線などのネットワークサービスの責任者 ・日経統合システム株式会社(日経新聞グループ)社外取締役、NTTコムアジア(香港) 社外取締役

Speaker

(株)KDDI総合研究所

先端技術研究所ネットワーク部門・エキスパート

河崎 純一

2011年KDDI入社。グローバルネットワークの監視・運用業務を経て、2016年からKDDI総合研究所にて運用自動化のためのAI活用やオーケストレータ・コントローラに関する研究開発に従事し、アーキテクチャについてETSIやITU-Tでの標準化を担当。現在、IOWNグローバルフォーラムにおいてIOWN Networking Servieタスクフォースのリーダーを勤め、マルチドメインのオールフォトニクスネットワーク実現に向けリファレンス策定に従事する。

Chair

日本電信電話(株)

研究企画部門 IOWN推進室 IOWN技術ディレクタ

川島 正久

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