これまで、日本のサイバー空間は比較的安全だったと言われていましたが、今では日本を攻撃するたくさんの「壁」が崩壊しつつあります。日本にはたくさんの情報資産があり、それが日々狙われている。また、日本は経済的にも裕福であることから攻撃者もこれから標的としていくであろうと思われます。 Verizonは、データ漏洩侵害調査報告書（DBIR）というセキュリティレポートを毎年発行しています。レポートでは実際に起こった攻撃を3万件以上調査・分析し、いま何が一番危険なのかを実データから紐解いています。グローバルネットワークに国境もなくなり、AIや最新のツールを使った攻撃が日本にも上陸しました。今年の結果をご紹介するとともに、対策も解説していきます。