L3-02

11.22(金) 11:30-12:15 | 展示会場内 RoomLーN

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基調講演

顧客価値(CX)を高めるSDVのユースケース

近年デジタル技術の利活用として、自動車の世界はSDVという新しいコンセプトが提案されている。直訳すると「SDVとはソフトウェアで規定するクルマ」という意味だが、具体的には主にOTA(オーバーザエア=通信)でソフトウェアをアップデートすることで、クルマが走れば走るほど利口になり、クルマの価値が陳腐化しない。 ちょうど人間の身体を例にすると、フィジカルには16~24歳くらいまでが、もっとも体力がピークを迎えるが、年齢を重ねることで経験が増え、頭脳はむしろインテリジェント化が進む。 そう考えるとSDVを前提にしたハードを設計製造すると、長くクルマの価値を保つことできるというのがSDVの価値だ。現在、もっともSDVが役立ちそうなのがADAS(運転支援)だろう。実環境のリスクをクラウドにアップし、AIでリスク評価した後に、OTAでクルマにダウンロード。すると、クルマは走るほど安全性が高まるのである。
  • オートモーティブ ソフトウエア エキスポ
Speaker

モータージャーナリスト /

神奈川工科大学
特命客員教授
自動車工学担当

清水 和夫

専門領域 自動車の運動性能・安全技術      自動運転・環境技術 欧米自動車の技術史 1977年武蔵工業大学電子通信工学卒 1981年からプロのレースドライバーに転向 1988年本格的なジャーナリスト活動開始 日本自動車ジャーナリスト協会会員(AJAJ) 日本科学技術ジャーナリスト会議 会員(JASTJ) NHK出版「クルマ安全学」「水素燃料電池とはなにか」 「ITSの思想」「ディーゼルは地球を救う」など SIP自動走行 2013~2021 構成委員終了 国土交通省車両安全対策委員・継続中 国土交通省ASV普及検討委員・継続中 国土交通省自動走行 公道走行審査 ・継続中 国土交通省自動走行補助事業 推進委員・継続中 国土交通省自動運転(レベル4) 法規要件策定有識者会議 ・継続中 経済産業省 RoadToL4 自動走行推進委員・継続中 NEXCO東道路懇談委員・継続中 Youtube: http://www.startyourengines.net/

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