E3-01

11.22(金) 10:30-11:10 | 展示会場内 RoomE

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テーマ別セミナー

自動運転バス事業における仮説検証の取組み
~安全/安心/円滑な「移動」における事例「外向けHMI」の紹介~

茨城県境町では、自動運転バスの運行を開始して4年が経過した。全国初の実用化を達成したこの取り組みでは、地域住民の信頼を得るため住民に寄り添った施策を展開してきた。こうした取り組みは、地域ぐるみの壮大な仮説検証プロジェクトと捉えることができる。 また、自動運転車時代でも、車と道路利用者間のコミュニケーションは重要であり、外向けHMIがその役割を担う。文字やピクトグラムに限界があるため、顔表情を用いたインターフェースが研究され、年齢や言語の壁を越えた意思疎通や安心感の提供に期待が持たれている。視認性の高い顔表情ユニットは昼夜問わず車の意図を伝え、将来的には信号灯と融合し次世代の交通システムとなる可能性がある。道路利用者と自動運転車両間における視覚的コミュニケーションのための人間的な光学インターフェースの境町での取組みについて概説する。
  • AI
Speaker

BOLDLY(株)

企画部 / Business Planning Department

梶尾 龍之介

自動運転バスの実用化に向けたプロジェクトのプロジェクトマネージャーを複数担当し、そのうち北海道上士幌町において、2022年度に全国初の降雪地域での実用化を達成。 また、全国初の実用化を達成した茨城県境町において、オープンイノベーションという形で、さまざまな企業に参画いただきプロジェクトを推進する目的で、自動運転地域モビリティコンソーシアム(RMC)を組成しプロジェクト運営統括を務める。

Speaker

市光工業(株)

先行開発本部
イノベーション部
部長

箕川 彰一

市光工業に入社後、自動車用ランプ部品の材料開発に5年間従事したのち、自動車用フロントランプの市場分析、技術企画、商品企画の分野で経験を積む。2022年から研究開発部門で、主に信号灯、ロードプロジェクション、コミュニケーションのためのライティングなどに関するイノベーション開発チームを率いる。現時点ではルールや標準のないコミュニケーションライティングの効果を測定するため、さまざまな実験を積み重ね、2023年6月から7月にかけて茨城県境町にて、顔表情を組み合わせた外向けHMIを装備した自動運転車による、日本で初めての公道での実証実験を実施。安全安心な未来の交通社会のための研究に取り組んでいる。

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