H1-06

11.20(水) 15:30-16:10 | 展示会場内 RoomH

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テーマ別セミナー

大規模言語モデルによるサイバー攻撃対応技術の研究動向

大規模言語モデルの驚異的な知的能力の高さが社会に衝撃を与え、スケーリング則に勇気づけられてさらに大規模化した言語モデルが社会に爆発的に浸透し始めている。また、複雑とされていた囲碁や将棋においても、敵対的な深層強化学習を通じてAIが人間の能力を凌ぐ能力を獲得できることが実証されている。今後、高度な専門技能が要求されるサイバー攻撃対応においても、AIが人間の能力を超えた性能を発揮することが期待できる。米国防高等研究計画局(DARPA)もAIサイバーチャレンジ(AIxCC)を立ち上げ、同分野の活性化を推進している。本講演では、それらの最新動向を紹介すると共に、大規模言語モデル(LLM)により自律的にサイバー攻撃に対応するシステム(自律サイバー推論システム)の可能性を調査した内容を解説する。
  • AI
  • セーフティ&セキュリティ
Speaker

情報セキュリティ大学院大学

情報セキュリティ研究科
教授

大塚 玲

1991年大阪大学工学研究科博士前期課程修了. 同年より野村総合研究所. 2002年東京大学大学院工学系研究科電子情報工学専攻博士課程修了. 博士(工学). 2005年4月より2017年3月まで産業技術総合研究所. 2017年4月より情報セキュリティ大学院大学教授. 2006-2010産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター・セキュリティ基盤技術研究チーム長. 2007-2014中央大学研究開発機構教授. 東京理科大学大学院工学研究科非常勤講師(2009-2011), 城西大学理学部数学科非常勤講師(2015-2022), 北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科非常勤講師(2016). 大阪大学大学院工学研究科非常勤講師(2022-2024). 日本銀行金融研究所客員研究員(2020-2021). 電子情報通信学会, 情報処理学会, IEEE, IACR, IFCA各会員. 電子情報通信学会バイオメトリクス研究専門委員会顧問, JNSA日本ネットワークセキュリティ協会サイバーセキュリティ産学連携協議会代表, 人工知能学会 安全性とセキュリティ研究会(SIG-SEC)主査.

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