【JASAグローバルフォーラム】
グローバルサウスのリーダー インドの動向と日本の取り組み
JASA国際交流委員会によるインド動向ビジネス連携に向けたフォーラム
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14:00 開催挨拶 岩永 智之 JASA国際交流委員長
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14:05 キーノート 『日印関係の動向と関係強化の取組み』
松本 勝男 氏 国際協力機構 上級審議役(元インド事務所長)
<概要>
成長著しく、「グローバル・サウス」の盟主としてふるまうインドは、大国化の道を歩んでおり、国際社会での存在感を高めている。民主主義や平和主義など、基本的な価値観を共有するインドと日本は同志国としての関係を強めており、望ましい国際秩序の形成に協力する間柄にある。インドの外交方針や政策を実現するには実は日本の協力が重要であり、経済面でも一層の結びつきが求められる。それらの実情や課題に触れながら、2か国の関係強化が重要であることを強調する。
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14:45 講演① 『日印ビジネスコラボレーションの歴史と展望』
ナリン・アドバニ氏 一般社団法人横浜インドセンター 会長
<概要>
インドと日本は長い協力の歴史を持つ。本講演では、過去、現在、そして将来の協力の可能性について考察する。
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15:15 講演② 『激変するインドIT業界とイノベーション』
武鑓 行雄氏 慶應義塾大学SFC研究所上席所員
(元ソニー・インディア・ソフトウェア・センター社長)
<概要>
インドのIT業界が激変している。大手インドITサービス企業は世界を相手に巨大企業へと成長を続けている。世界中のグローバル企業がインド開発拠点を設置し、最新技術の開発を加速させている。また、スタートアップ企業も急増し、その中からユニコーン企業が次々と誕生している。世界的なIT技術革新と新興国へのビジネスシフトが進む中、インドはイノベーション大国へと変貌しつつある。
本講演では、最新動向を紹介し、日印連携の重要性について述べる。
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15:45 講演③ 『インド人から見た日本』
プラニク・ヨゲンドラ様 江戸川印度文化センター 館長
<概要>
インドは、各産業が順調に伸び、年間7~8%のGDP成長率を維持している。生産活動、物流が増え、日本などの協力を得てインフラ構築に力を入れる。インドの教育基盤が強く、14億5千万人を超える人口は世界の人材バンクを担う。但し、インドに進出する日本企業、日本で活躍するインド人材のどちらも順調に伸びていない。さて、これからどうする日印?
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16:15 講演④ 『日本企業の課題を解決するインドの潜在的なエネルギー』
パスワン・アトュル様 Indo-Sakura Software Japan (株) 代表取締役
<概要>
日本企業は、労働力不足やコスト高などの課題に直面している。インドは豊富な人材と成長する市場を持ち、アウトソーシングや技術提携を通じて、日本企業の効率化や競争力強化に寄与する可能性がある。この連携が生み出す相乗効果について探る。