ShowNetとは、毎年6月に幕張メッセで開催されるICT技術の展示会「Interop Tokyo」において様々な企業からご提供いただいた 最新鋭のネットワーク機器・サービスを利用して、近未来のネットワークを構築・運用する世界最大のライブデモンストレーションネットワークのことです。
ShowNetでは、近未来のネットワークで解決すべき課題を設定し、ネットワークを設計しています。 背景、設計、運用結果、今後の展望などについて、各担当のNOCチームメンバーが深くお話しします。 さらに、ShowNetが構築されるまでの過程と、構築・運用に関わるShowNet独自の工夫やテクニック、ShowNetの構成の歴史などについても紹介します。 Interop Tokyoの会場だけではお伝えしきれなかった沢山の情報をお伝えすべく開催します。
Interop Tokyo 2026 ShowNet NOCチームメンバー
オープニングセッション
トポロジー図の歩き方
ネットワークトポロジー図は、どんなネットワークにも必ずあるものだと思います。このセッションでは、ShowNetで使用されているトポロジー図についての紹介と、トポロジー図を書く上でのノウハウやどのように書いた方がネットワーク運用者、設計者がスムースにネットワーク運用できるのかを解説していきます。
ShowNetで探る、液冷(水冷)システムの実装可能性
GPU/CPUの発熱量増加に伴う消費電力の高まりから、電力の大部分を担う冷却を空冷方式から、より省電力で冷やすことができる液冷方式への期待が高まっています。ネットワーク機器においても800Gbps/1.6Tbpsという広帯域なネットワークでは発熱量の増加から液冷対応のものが登場しています。一方で空冷とは異なり液冷では、専用の配管/コネクタ、冷却液を循環させるCDU/チラー、漏水対応など様々な知識と対応が必要不可欠です。
今年のShowNetでは、液冷(水冷)対応のサーバ、学習用アクセラレータ、ネットワーク機器、CDUを用いて3系統の水冷システムを構築しました。
本講演では、各水冷システムの概要とShowNetでの実験を通じて分かった水冷システム知見と構築・運用の課題を皆様と共有します。
"高密度化/自動化への挑戦"と"繋がる当たり前"の共存
今年は「"高密度化/自動化への挑戦"と"繋がる当たり前"の共存」をテーマに、多様なVSFFや高密度ラックの活用、ロボパッチによる物理層自動化をしつつ、環境情報をフル活用した効率的な構築、ShowNet全体の安定運用を実現しました。
本セッションではInterop2026におけるファシリティのチャレンジや取り組みについてご紹介します。
ShowNet 2026で見えた次世代伝送の方向性
ShowNet光伝送網は、年々高度化するネットワーク要件に対応すべく、光伝送装置の高速化に加え、IPネットワークとの融合を進めてきました。また近年、光伝送は専用線を支える技術から、ユーザー、クラウド、AIをつなぐ共通基盤へと進化しています。2026年のShowNetでは、光ファイバ資源の効率的な活用と運用の柔軟性向上を両立するとともに、データセンター需要の拡大や、ユーザーアクセスの高速化を見据えたネットワーク設計に取り組みました。本セッションでは、Interop2026におけるShowNet光伝送網の最新の取り組みをご紹介します。
ルーティングセキュリティと広帯域化で具現化する対外接続の未来
External分科会は、ShowNetの対外接続を担い、AS290 SHOWNETで行われる様々なデモンストレーションを支えています。
回線、IXサービス共に400G、800Gといった広帯域化が進む昨今、2026年のShowNetではShowNet史上最高帯域となる合計約4.1Tbpsの対外接続を行いました。
また、BGP Role、TCP-AOといった最新技術や導入が広がるRPKIによるルーティングセキュリティを導入するとともに、複数の手法でDDoS対策を実施しています。
本セッションでは、広帯域での対外接続や、最先端のルーティングセキュリティ技術を導入したShowNetの対外接続構成をご紹介します。
ShowNetバックボーンを支えるテクノロジー
今年のShowNetのバックボーンネットワークは、ShowNet史上で初めて、IPv6のみをアンダーレイとして使用するネットワークとなりました。本セッションでは、IPv6 only underlay上で高機能なバックボーンネットワークを構成する、SRv6 uSIDやEVPN-VXLAN over IPv6といった要素技術と、ShowNetでの活用方法についてご紹介いたします。
広帯域化するWi-Fiと多様化する通信需要
ShowNetでは「触れるShowNet」としてInterop Tokyo会場でのFree Wi-Fiサービスを提供しています。本セッションでは、今年のWi-Fi提供の取り組みとShownet Wi-Fiにおけるベストプラクティスを紹介します。
実践の場で育む技術と未来
ShowNetの構築・運用を支えるSTM (ShowNet Team Member) は一般公募やコントリビューター企業様から集まったボランティアメンバーです。
自分の技術力を試してみたい、大規模ネットワークの構築に携わってみたい、将来NOCになりたいなど、さまざまなバックグラウンドを持つ方々です。
本セッションでは、STMプログラムの概要と今年の活動内容についてご紹介します。
Day1 クロージングセッション
Day2の見どころ
ShowNetでクロスする日本のメディアネットワーク
Media over IP分科会では、メディアストリームの相互伝送・相互変換を実現するShowNet Media-X (メディアクロス)の構築、これを活用したMedia over IP特別企画に取り組みました。今年で3年目となる本企画では放送のIP化に挑む放送技術者とShowNetとのコラボレーションによる実証実験を行っています。今年は13の放送局が参画し、PTP時刻同期、APN・専用線・インターネット・5G・衛星回線を活用した7つの企画を実証しました。本講演では放送制作の未来につながる、これらの取り組みをご紹介いたします。
AIワークロードを支える高速・分散データセンター技術の実証
AIワークロードを支えるデータセンターでは、ネットワークの高速・低遅延化だけでなく、離れた計算資源を活用する広域分散や、コンテナ・仮想化・セキュリティを含む基盤全体の設計が重要になります。本講演では、ShowNet 2026で構築した環境を題材に、800G/1.6Tネットワーク、長距離RoCEv2、分散推論、DPU、SRv6連携コンテナ基盤といった技術を中心に、AIワークロードを支えるデータセンター基盤への取り組みを紹介します。
広がる生成AIのネットワーク運用への活用とその課題
多種多様な機器と技術、そして様々なバックグラウンドを持つエンジニアによって構築されるShowNetは、生成AIの活用方法と可能性を探る実証実験の場として有用な機会です。2025年のShowNetにおける「生成AIはどれほどネットワーク運用に有用なのか」をベンチマークする実験に続いて、2026年は生成AIエージェントをより手軽に、実践的に活用するためのデモンストレーションを実施しました。本講演では、2026年のShowNetにおける取り組みとそれを通じて得られた知見、そしてネットワーク運用という観点から生成AIをうまく活用する上での課題について紹介します。
変革するワークロードに応えるモバイルネットワーク
あらゆる領域でワークロードの多様化・高度化が進む中、モバイルネットワークにもそれを支える柔軟性と信頼性が求められています。2026年のモバイル分科会では「変革するワークロードに応えるモバイルネットワークの実現」をテーマに、キャリア5G網を活用した4つのワークロードに取り組みました。次世代技術を先取りした分散GPU基盤の活用、高品質・低遅延な映像伝送を支えるネットワークスライシング、安定運用を下支えするモニタリングやリモートアクセスなど、多様なワークロードを5G網で収容しています。本セッションでは、Interop Tokyo 2026 ShowNetにおけるモバイルネットワークの構成や活用技術についてご紹介します。
多様なネットワーク試験を柔軟に支えるテスト基盤の構築と実証
テスター分科会では、ShowNetを構成する多様なネットワーク技術に対し、プロトコル試験、性能評価、セキュリティ検証を実施しています。単にトラフィックを流して動作を確認するだけでなく、限られた期間で効率よく試験を進め、障害発生時には迅速に原因を特定できるテスト基盤が求められます。今年のShowNetでは、試験内容に応じてハードウェアテスターとソフトウェアテスターを適材適所で活用し、それぞれを連携させることで、試験効率と障害切り分けのしやすさを両立しました。また、1.6テラビットイーサネットの相互接続試験やAI推論パフォーマンス試験など最新技術にも取り組み、多くの知見を得ました。本セッションでは、今年の試験内容と、それを支えたテスト基盤の設計・構築・運用のポイントを紹介します。
AIと多様な観測データによるネットワーク運用革新
モニタリング分科会では、ShowNetの安定稼働を実現するための監視運用を担っています。多種多様な機器を運用するために、ログ監視・品質監視・リソース監視・アクティブ監視といったあらゆる側面での統合的な監視が求められます。SNMP・Syslog・xFlow・ストリーミングテレメトリ・パケット解析などの多様な観測データを収集・連携させ、ネットワーク品質からユーザ体験までを可視化する統合監視を実現しました。さらに今年は、複数の監視製品をMCPサーバ経由で接続し、LLMが製品固有のクエリやUI操作を介さず自然言語で監視情報を横断的に取得できる仕組みづくりに挑戦しました。本セッションでは、ShowNet 2026の監視システムのコンセプトと構築過程、そして監視運用で可視化した結果をご紹介します。
ShowNetが切り拓く次世代セキュリティ運用
ShowNetにおけるセキュリティの取り組みでは、出展社から運用者、ネットワークを構成する機器やデータまでを守るべき対象とし、最新のセキュリティ機器と技術でその安全を担保しました。本講演では、光TAPで複製しパケットブローカで集約したトラフィックをNGFW/NDR等で検査し、SIEM/XDRで分析した結果をSOARとBGP Flowspecによる自動遮断につなげる能動的なセキュリティサービスを紹介します。さらに、SASE/SSEやPAM、統合認証管理による安全性と利便性を両立する運用基盤、AI Agentを守る4種のLLMガードレールによるデモについて、実践事例を交えて報告します。
クロージングセッション
Outline
| 名称 | Event |
shownet.conf_ 2026 |
|---|---|---|
| 会期 | Date |
リアル開催:2026年8月27日(木)、28日(金) |
| 会場 | Venue |
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| 主催 | Organizer |
Interop Tokyo 2026 ShowNet NOCチームメンバー |
| 運営 | Organizer | |
| 開催形態 | Fees |
セミナー(各日最大100名) Free |
| 参加料金 | Fees |
来場登録制・無料 Free |
| お問い合わせ | Contact us |
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